コリン・ファース、「エンパイア・オブ・ライト」で演じた役は「一言で表すと独裁者」

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サム・メンデス監督作「エンパイア・オブ・ライト」より、コリン・ファースのインタビューコメントが到着した。

「エンパイア・オブ・ライト」場面写真

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「エンパイア・オブ・ライト」ポスタービジュアル

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1980年代初頭のイギリス南岸のリゾート地を舞台とする本作。つらい過去を経験し、今も心に闇を抱えるヒラリーをオリヴィア・コールマン、夢をあきらめて映画館・エンパイア劇場でヒラリーとともに働く青年スティーヴンをマイケル・ウォードが演じたほか、トビー・ジョーンズ、ターニャ・ムーディ、トム・ブルック、クリスタル・クラークらが出演した。

「エンパイア・オブ・ライト」場面写真

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ファースが本作で演じたエンパイア劇場の支配人エリスは、人使いが荒く、ヒラリーが病弱であることにつけ込む悪役だ。メンデスと一緒にエリスとヒラリーの関係性について議論したというファースは自身の役柄を「一言で言えば独裁者です」と表し、「奥さんを欺いて浮気をし、ヒラリーの心を弄ぶ人物だ」と説明する。

また、ファースはそれほど冷酷な人物を演じられる理由について「俳優の仕事は、その人物がなぜその人物たり得ているかを分析することです」と明かし、「エリスはうっぷんがたまっているのだと思います。仕事でもっと大きな成功を夢見ていたのです。奥さんのこともヒラリーのことも、本心は気に掛けています。ですが、その気持ちを口に出すことが苦手です。当時のその年代の男の特徴です」とエリスの人物像を心理学的に分析して語った。

メンデスとは「1917 命をかけた伝令」以来2回目のタッグ。ファースは「サムはいい人に守られているという安心感を与えてくれる人です」と信頼をのぞかせ、「エリスのような男性はどこにでもいます。お決まりの人物像として演じることもできましたが、サムはそうならないように細心の注意を払ってくれました。もし私が陳腐な人物造形に甘んじていたら、エリスのヒラリーに対する仕打ちの衝撃度はずっと減っていたでしょう。ですから、エリスのキャラクターにできるだけ肉付けするように努めました」と役作りに言及した。

第95回アカデミー賞の撮影賞にノミネートされた「エンパイア・オブ・ライト」は、2月23日に東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開。

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