「どうする家康」松本潤らが試写会に登壇、タイトルバックの名前に「両親が喜ぶ」

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大河ドラマ「どうする家康」の初回試写会が本日12月12日に東京・NHK放送センターで行われ、キャストの松本潤有村架純野村萬斎が上映後の会見に出席。また制作統括の磯智明、演出統括の加藤拓が囲み取材に応じた。

大河ドラマ「どうする家康」初回試写会の様子。左から有村架純、松本潤、野村萬斎。

大河ドラマ「どうする家康」初回試写会の様子。左から有村架純、松本潤、野村萬斎。

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「どうする家康」ロゴ

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徳川家康を主人公とする本作は、弱虫で泣き虫だった少年が弱小国の主として生きる運命を受け入れ、乱世に飛び込む物語。松本が家康、有村が家康の正室・瀬名、萬斎が家康の育ての親と言うべき存在である今川義元を演じ、「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズの古沢良太が脚本を手がける。

松本は「いち早く観ていただけて、とてもうれしく、非常に安心してます。ようやくここまで来ました」と安堵。大河ドラマ恒例のタイトルバックは今回、太陽を連想させる金の丸など抽象的でカラフルなモチーフが次々と展開していくアニメーションになったが、その印象を「カラフルな世界観の中に、徳川のブルーや今川の濃いブルーだったり、それぞれのイメージカラーもある。抽象的ではあるけど、これから起こることを表現していて」と話し、「何より大河ドラマのタイトルバックに自分の名前が載っているのがうれしい。これはうちの両親が喜ぶだろうな、と(笑)。『息子、やったぞ』という思いです」と続ける。

左から演出統括の加藤拓、制作統括の磯智明。

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演出統括の加藤は、オープニングの狙いについて「戦国はひとくくりにできない時代。特に家康は長く生きたので、戦の側面だけではなくて、優しさや器の大きさもある。これぞ家康!と思わせるより、もっと抽象的な世界観で広がりや豊かさ、華やかさを表現したかった。やわらかいけど奥が深い、それにはアニメーションの風合いがいいと思いました。1枚ずつ手描きで描かれています」と明かす。

先日解禁されたメインビジュアルで家康が身に着けていた甲冑の金荼美具足(きんだみぐそく)は、さっそく第1話から重要なアイテムに。衣装について問われた松本は「着物や甲冑一つとっても、普段触れないものなので、着るだけで役に近づけます。演じるうえで大事な要素」と述べつつ「今なお、義元公にいただいた金荼美を着ると、背筋が伸びる。甲冑の重さをまとうと、今から生きるか死ぬかの戦いをするんだと毎回、意識できます」と語る。記者から「ご自身の姿を見てどう思いますか?」と聞かれると、「かっこいいですね」と笑った。

有村架純

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野村萬斎

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家康と瀬名の出会いも描かれる第1話。松本と有村は設定上10代前半の少年少女を演じており、松本は「もうなかなか演じることのない年齢。だから楽しんでやらせてもらいました。何より出会いは、初々しい世界観。瀬名の明るさ、有村さんの持っている空気に助けられて、楽しくかくれんぼしました」と振り返る。有村も「私も純粋に楽しもう!という思い。大の大人2人が森の中をわーきゃーと言いながら駆け回って、とても貴重な無邪気さを取り戻せる撮影でした」と述懐。松本は「スタッフも若干ニヤニヤしながら、2人を見守る感じでしたね」と笑って打ち明け、2人の姿を見た萬斎は「お父さんになった気分でして(笑)。年齢的には大英断だったと思いますけど、ちゃんと世界が成り立っているし、本当にかわいらしい」とたたえた。

第1話「どうする桶狭間」では、気弱な家康をコミカルに描いた序盤から一転、後半では織田信長軍と今川軍が戦う桶狭間の戦いが泥臭く描かれていく。本作では、3DCGなどで作成したバーチャル背景を大型ディスプレイに表示し、その手前に美術セットや人物を配置してカメラで撮影する最新技術「バーチャルプロダクション」を多用。広大なロケセットなどは用いずに、多くの人物がうごめく奥行きのある合戦シーンを生み出している。松本は「美術セットやCGなどの映像表現で世界観を作ってもらっていて。リアルな実物だけでは描けないものに挑戦してます。ただ、生身の自分が演じるうえでは、どうやってリアリティを生み出すか、手前で何をするかが重要。実際に古戦場に足を運んだとき『ここで人と人が斬り合っていたんだ』と感じました。その空気感を現場で表現できたらと思いながらやっています」と語った。

有村架純扮する瀬名。

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野村萬斎扮する今川義元。

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最後に松本は「徳川家康を中心に物語が始まっていくのが第1話。王道と覇道という言葉も出てきますが、信長の覇道、義元公の王道をミックスして突き進むのが家康。瀬名との関係がどうなって、家康がどのようにステップアップしていくのか。彼らがどのように戦国を生きていくのか。家康は戦国オールスターの武将と会うことになるので、それを楽しみにしていただけたら」と見どころを話した。

「どうする家康」は1月8日よりNHK総合で毎週日曜20時よりオンエア。NHK BSプレミアム、BS4Kでも放映される。

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Jun's note @jun830note

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最後に松本は「徳川家康を中心に物語が始まっていくのが第1話。王道と覇道という言葉も出てきますが、信長の覇道、義元公の王道をミックスして突き進むのが家康。…

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