松本潤「どうする家康」の“今っぽさ”を分析、山田裕貴「俳優として成長できる作品」

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2023年放送のNHK大河ドラマ「どうする家康」の取材会が本日7月1日にリモートで行われ、キャストの松本潤大森南朋山田裕貴松重豊、制作統括の磯智明が出席した。

左から山田裕貴、大森南朋、松本潤、松重豊。

左から山田裕貴、大森南朋、松本潤、松重豊。

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本作の主人公は、松本扮する徳川家康。国を失い、父を亡くし、母と離れ、心に傷を抱えた孤独な少年が、のちに弱小国の主として生きる運命を受け入れて乱世に飛び込むさまが描かれる。家臣団のリーダー・酒井忠次役で大森、チーム徳川一の武闘派・本多忠勝役で山田、家康がもっとも信頼する家臣・石川数正役で松重が出演する。古沢良太が脚本を手がけた。

左から山田裕貴、大森南朋、松本潤、松重豊。

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取材会で磯は「熱いシーンが撮影できており、現場でも手応えを感じています。和気あいあいと雰囲気を作りながら、家康の家臣団のチームワークを作っています」と収録の様子を明かす。

また磯は「古沢さんに(大河ドラマで)何をやりましょうか?とお伺いしたとき、『僕は家康がやりたい』と言われた。家康のサクセスストーリーを描くことで、現代の若者や、人生に悩んでいる人への大きなメッセージになるとおっしゃっていた」と振り返る。さらに、古沢の言葉の中に登場した「どうする家康」というフレーズをタイトルに提案したことを説明。当初は古沢に反対されていたことにも触れながら、「決してウケ狙いではなくて、古沢さんが思い描く波瀾万丈で今の人たちが共感できる物語を作ろうとしたら、『どうする家康』という言葉がタイトルになった」と語った。

松本潤

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続いてキャスト陣が登壇。収録について松本は「大河ドラマに出るのも、徳川家康公を演じるのも初めてで、不安もあった。しかし実際に現場に入ると非常に充実していて、笑顔の絶えない現場で、毎日楽しく過ごしています」と伝える。大森は「この緊張感の中に久しぶりに飛び込んだ。毎日懐かしいような新鮮な日々を送っています。皆で最後まで突っ走っていきたい」と意気込んだ。

山田裕貴

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山田は「素晴らしいキャストの皆さんと並んでいると、自分がちっぽけに感じて、大丈夫かな?と思いつつ、初々しさと成長する姿を見せていけたら。俳優としても成長できる作品になるのではと思います」と述べる。

松重豊

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自身の役柄について松重が「(石川数正は)途中で秀吉のもとに出奔した。謎に包まれていて、どういう理由だったのかというのが、この役の魅力。古沢さんが面白く描き出すのではと思っています。今はひたすら殿に尽くしていますが、いつどう心変わりするか……」と話すと、松本は「怖いんですよ、めちゃくちゃ頼りにしていますので(笑)」と返答。松重は「裏切ります、必ず」と断言して笑いを誘った。

大森南朋

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大森は松本の演技に関して「素晴らしく、心から引っ張ってもらっている。見たことのない松本潤を、乞うご期待ください」と称賛。松本は「誰もが“徳川家康が天下を取る”と知っているストーリー。でも『本当にこいつが(天下を)取るのか?』と思うような始まり方をしている。成長の過程が鮮やかに描かれると思うので、バランスよく、アップダウンをつけて演じられたら。今は、ヒーローは抜けているところがあるほうがみんなに愛されると言う人もいる。それを“今っぽい”とするならば、(この作品も)今っぽいアプローチだと思う」と作品の魅力をアピールした。

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