作曲家モリコーネの“偉大さ”語る、ジュゼッペ・トルナトーレのインタビュー

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モリコーネ 映画が恋した音楽家」より、監督のジュゼッペ・トルナトーレのインタビューコメントが到着した。

「モリコーネ 映画が恋した音楽家」ポスタービジュアル

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本作は「荒野の用心棒」「遊星からの物体X」など数多くの映画で音楽を手がけてきたエンニオ・モリコーネに迫るドキュメンタリー。彼が音楽を担当した45作品の名場面、70人を超える著名人のインタビュー、初公開となるアーカイブ映像によってその軌跡をたどる。

「モリコーネ 映画が恋した音楽家」

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「正当な至高の音楽(クラシック)を作ってこなかった」こと、「何度もノミネートされながらも、なかなかアカデミー賞の受賞に至らなかった」ことについて長年悩んでいたモリコーネ。トルナトーレは、モリコーネが自分の能力を過小評価するインポスター症候群に陥っていたのでは、と自身の見解を示す。

「モリコーネ 映画が恋した音楽家」

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また、トルナトーレは「エンニオはその生涯を通じて“エンタテインメント”の映画音楽をもっと文化的なものにしようと試みてきました」と述懐。「しかし一方で彼は、近付きがたさにとらわれた正統派の音楽“クラシック”を解放する必要性も感じていました」「つまり、至高の音楽は難解で理解しがたいものでなければならない、という固定概念から音楽を解放したかったのです」と述べ、「彼は内面の葛藤を解決し、体系を完全にひっくり返し、カテゴリー化され手を加えることができないと見なされていたすべてのものを揺り動かしたのです。これもエンニオの偉大さを示すものの1つですね」と話した。

「モリコーネ 映画が恋した音楽家」は1月13日より東京・TOHOシネマズ シャンテ、Bunkamura ル・シネマほか全国で順次ロードショー。

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