短編アニメーション作品集「指先から宇宙まで」公開、水尻自子や冠木佐和子の新作も

選りすぐりの短編アニメーションをまとめた「指先から宇宙まで 素晴らしき短編アニメーションの世界」が12月10日より東京・ユーロスペースほか全国で順次封切られる。

本作は土居伸彰が代表を務め、アニメーションの配給・製作などを行うニューディアーによる短編を中心に計5作品をラインナップした作品集。水尻自子が何かしらの不安を感じる肉体の“感触そのもの”を描き出す「不安な体」、冠木佐和子による生理をめぐるアニメーションドキュメンタリー「I’m Late」、和田淳が大人になるための通過儀礼の儀式に向けて舞を練習する子供たちを描いた「半島の鳥」など、世界各国の映画祭で高く評価される3本が並んだ。

そのほか「コンシューミング・スピリッツ」で知られるクリス・サリバンが10年近くの歳月をかけて準備中の新作「The Orbit of Minor Satellites（原題）より、冒頭の第1章「コントロール・ユア・エモーション」を世界初上映。教育映画を模した構成で、とある女性の深い悲しみと闇の感情、そして彼女と精神科医の関係が語られる。また水江未来がトクマルシューゴを音楽に迎えた新作「ETERNITY」も、この企画にて初披露。現在、予告編がYouTubeで公開されている。