第98回アカデミー賞の長編アニメーション賞にノミネートされている映画「
1960年代の兵庫・神戸を舞台とした本作は、日本で生まれたベルギー人の少女・アメリの目覚めと成長を描いた物語。2歳半まで無反応状態だった彼女は、あるきっかけから自分を神と信じ、冒険と新たな発見に満ちた日常を送るようになる。しかし3歳の誕生日に人生を変える出来事が起こり、彼女の世界は大きく変わっていく。日本語吹替版では
このたび公開されたのは、アメリがニシオさんから「雨」という漢字を教わるシーンの吹替版映像。「私の名前は日本語でどうやって書くの?」という質問に対し、ニシオさんがアメリの手を取り窓を使って「雨」の書き順をガイドする様子、アメリがそこに息を吹きかけて、うれしそうに字を浮かび上がらせるシーンが収められた。
本編をひと足先に鑑賞した久野は「無数の『初めて』が溢れる、祝祭のようなアニメーション! 身震いするほどの嬉しさも言葉にできない悲しみも、つるつるしたまるい瞳に一つ残らず映り込んでいる」とつづる。水尻は「リアルとファンタジーの狭間を水のように揺れ動く世界。やわらかく、止まらずに動き続ける息づくアニメーションが、身体をもって生きていることの幸せを感じさせてくれます」と語った。そのほか
映画「アメリと雨の物語」吹替版本編映像
小島秀夫(ゲームクリエイター)コメント
アニメーションでなければ描けない豊かな映像が素晴らしい!! ベルギーの作家が日本で過ごした幼少期を描いた自伝的小説。それをジブリに影響を受けた外国人監督たちが、“潤い”を忘れた我々に“佇まい”を思い出させてくれる。失われた日本の原風景、四季、慣習や行事を、“雨(アメリ)”という少女の眼を通して吸収する。人生に降り注ぐ“雨”のように。
堤大介(トンコハウス / アニメーション映画監督)コメント
久しぶりに、スタジオジブリの初期作品を観たときのような懐かしさと温かさを感じる映画だった。
この映画を観て感じたのは、僕たちがかつてジブリ映画を観て感じてきた「時間の流れ」だ。
作り手の徹底した観察によるアニメーションは、シンプルな絵柄でありながら、そこに宿る圧倒的なリアリティに驚かされる。
子供も大人も、小さな画面で短い動画を延々と消費しているこの時代。だからこそ、僕たちが忘れかけている「ゆっくりした時間の流れ」を、この作品で感じてほしい。頭ではなく、ハートで。
久野遥子(アニメーション作家 / 映画監督)コメント
無数の「初めて」が溢れる、祝祭のようなアニメーション!
身震いするほどの嬉しさも言葉にできない悲しみも、
つるつるしたまるい瞳に一つ残らず映り込んでいる。
たとえあの日感じた全てをいつか忘れてしまっても、雨は、世界は、あなたのためにあるんだよ。
水尻自子(アニメーション作家)コメント
意識の気配を映し出す目の動きや視線の細やかさに、静かに引き込まれていきました。
リアルとファンタジーの狭間を水のように揺れ動く世界。
やわらかく、止まらずに動き続ける息づくアニメーションが、身体をもって生きていることの幸せを感じさせてくれます。
水江未来(アニメーション作家)コメント
幼少期の子供は抽象的な世界を生きている。
光と水の煌めきに包まれ、喜びと共にメタモルフォーゼする。
しかし、この世界の現実に直面する度に、
その抽象世界は少しずつ失われていくのかもしれない。
かつて私の中にもあった世界を思い出す。
伊藤さとり(映画評論家)コメント
無限の想像力により広がる不思議な世界。
そんな子供の視界を包み込むようなタッチで描き
そこから見えてくる大人の不思議が伝える歴史の分断。
年齢にとらわれない愛情表現の物語にすっかり魅了された。
青梅美芽(アニメーション作家)コメント
アニメーションにしかできない表現がぎっしり詰まっていて、片時も目が離せない映画でした。
成長物語の別軸に、常に深いテーマが横たわっていて、鑑賞後は世界の見方をすこしフラットにしてくれる、
子供から大人、万人にオススメしたい名作です。
タサン志麻(家政婦)コメント
里山の古民家で3人のフランス語を話す子供達。家族に寄り添い、支える家政婦のニシオさん。
私にとっては不思議と見慣れた、ほっとするような情景のなか、たった一枚のチョコレートが、餌に群がる鯉たちが、雫を纏った風景が、小さなアメリの瞳の奥で、こんなにも鮮やかに、激しく、美しく輝いている。
関連記事
マイリス・ヴァラードのほかの記事
マイリス・ヴァラードの映画作品
フォローして最新ニュースを受け取る
ティグレ @Masked_Tigre
映画「アメリと雨の物語」新映像、久野遥子が称賛「祝祭のようなアニメーション!」(著名人コメントあり) https://t.co/SS1RvJRlXM