偽の語学レッスンが築いた奇妙な信頼関係、「ペルシャン・レッスン」予告

「砂と霧の家」のヴァディム・パールマンが監督を務めた「ペルシャン・レッスン 戦場の教室」の予告がYouTubeで公開。ポスタービジュアルも解禁された。

本作は、第2次世界大戦中にナチス親衛隊に捕まったユダヤ人青年ジルが、処刑される寸前に自分はペルシャ人だと嘘をつき一命を取り留めることから始まる物語。親衛隊大尉コッホからペルシャ語を教えるよう命じられたジルは偽のレッスンを始め、命をつなごうとする。ジル役でナウエル・ペレーズ・ビスカヤート、コッホ役でラース・アイディンガーが出演している。

予告編では、ペルシャ人を自称して収容所に連れて行かれたジルが、ペルシャ語を勉強したいと思っていたコッホから「仕事の後 言葉を教えに来い」と命令される場面が映し出される。偽のレッスンを始め、仕事の傍らで架空の言語を創作したうえで覚えることに苦戦するジル。そして大尉は1500語以上の単語を覚え、ジルに詩を披露するなど2人は奇妙な信頼関係を築くが、周りの兵士は「あの男は信用できない」と疑いの目を止めない。

ポスタービジュアルにはジルと大尉が向き合い、偽のペルシャ語レッスンを行う様子が切り取られている。またビジュアルの下半分には、連行されたユダヤ人たちの絶望的な表情が写し出された。

「ペルシャン・レッスン 戦場の教室」は11月11日より神奈川・kino cinema横浜みなとみらいほか全国で順次公開。

※kino cinemaのeはアクサンテギュ付きが正式表記