目をくらまされるな！ナチスドイツ“加害者”の証言を収めたドキュメンタリー予告

ナチス支配下のドイツ“第三帝国”に加害者として関わった人々の証言を収めたドキュメンタリー「ファイナル アカウント 第三帝国最後の証言」より、予告編がYouTubeで公開された。

監督を務めたのは、母がウィーンからのユダヤ人難民、祖父母がホロコーストでの被害者というルーク・ホランド。ホランドはかつて第三帝国に参加した武装親衛隊のエリート士官、強制収容所の警備兵、国防軍兵士、軍事施設職員、近隣に住む民間人などのドイツ人高齢者たちにインタビューを実施。そして証言者たちに、戦争における“責任”“罪”とは何なのかを問いかけていく。

映像では「目をくらまされるな！」と若者たちに訴える元武装親衛隊員や、当時ナチス政権下にあったドイツ市民たちの様子を見ることができる。また到着した場面写真では、勲章を並べて見せる元武装親衛隊員の老人の姿が切り取られた。

「ファイナル アカウント 第三帝国最後の証言」は8月5日より、東京・TOHOシネマズ シャンテ、シネクイントほか全国でロードショー。ホランドは2008年から10年の歳月を掛けて250以上のインタビューを実施。本作が完成した直後の2020年6月、71歳でがんにより死去している。