第44回ぴあフィルムフェスティバル2022のラインナップ発表会が本日8月3日に東京・国立映画アーカイブで開催。生誕100年を迎えた
“映画の新しい才能の発見と育成”をテーマに、自主映画のコンペティションであるPFFアワードや国内外の多彩な映画の特集を行う同映画祭。発表会にはPFFアワードの最終審査員を務める
年齢、性別、国籍、上映時間、ジャンルを問わないPFFアワードでは、520本から選ばれた16作品を上映。荒木は今年の作品群の特長を「半数以上が初監督の作品。コロナで時間ができて初めて撮ったという監督が多い。コロナによって考える時間、夢を実現する時間が生まれた。初めての人たちの初めての題材。今まで温めていたものが爆発している」と説明する。さらに「彼らが次にどんな作品を撮るのかは、映画祭で自分の作品を初めてスクリーンで観て、いろんな人の反応によって変わっていくんだろうと思います」と期待を込めて話した。
審査において何を重視するか問われた三島は「どの映画祭で審査員に呼んでいただいても同じ」と前置きしつつ「その人自身の特別なまなざしで見ているものがある。それがなんなのか、映画から見えること。その人が大好きな、その人オリジナルの、その人だけの表現方法があるかどうか。もっと感覚的に話すと、その映画のことを、描かれた人物のことをずっと考えたくなるか。引いては、その人物を通して今の社会を考えたくなる、思いたくなる、ということ。それが私にとって大事なポイントです」と話した。なお審査員には三島のほか、映画監督の
映画祭のオープニングでは「わたしたちの家」でPFFアワード2017のグランプリに輝いた
パゾリーニの特集では、長編デビュー作の「
青山の特集では、キャリア初期を中心に計5作品を35mmフィルムで上映。「
会見には、青山と「EUREKA(ユリイカ)」など3作品で組んだ
第44回ぴあフィルムフェスティバル2022は9月10日から25日にかけて国立映画アーカイブ、11月19日から27日にかけて京都・京都文化博物館で開催。PFFアワード入選作品はDOKUSO映画館、U-NEXTにて配信も行われる。ラインナップは下記の通り。宮崎によるメッセージはYouTubeで公開中だ。
※宮崎あおいの崎は立つ崎(たつさき)が正式表記
第44回ぴあフィルムフェスティバル2022
2022年9月10日(土)~25日(日) 東京都 国立映画アーカイブ
2022年11月19日(土)~27日(日)京都府 京都文化博物館
PFFアワード2022 入選作品
「アクト」
「石川君、行け!!」
「彼は誰時(かわたれどき)」
「暮れる」
「J005311」
「瀉血」
「水槽」
「スケアリーフレンド」
「バンド」
「ふちしすこ」
「ポラン」
「MAHOROBA」
「the Memory Lane」
「最も無害で、あまりにも攻撃的」
「幽霊がいる家」
「Lock Up and Down」
オープニング
第26回PFFスカラシップ作品「すべての夜を思いだす」
ピーター・バラカン氏の解説で楽しむ音楽映画シリーズ「ブラック&ブラック」
「ザ・ビッグ・ビート:ファッツ・ドミノとロックンロールの誕生」
ようこそ、はじめてのパゾリーニ体験へ
「アッカトーネ」
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「イタリア式奇想曲」
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「愛と怒り」
「アフリカのオレステイアのための覚書」
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「短編プログラム(3本立て上映)」
青山真治監督特集
「WiLd LIFe」(ゲスト:豊原功補)
「月の砂漠」(ゲスト:とよた真帆)
「
PFFスペシャル映画講座
「日本に少ない、短編を長編にする試み」
講師:
上映作品:「
「人生を変えた映画がある」
講師:
上映作品:「
「青山真治の音響、そして音楽」
講師:菊池信之(音響技師)×長嶌寛幸(音楽家)
進行:松井茂(詩人)
上映作品:「私立探偵 濱マイク/名前のない森」
シネフィルDVD @cinefilDVD
PFFでパゾリーニ生誕100年記念上映! 『奇跡の丘』『テオレマ』『王女メディア』を除いて全部あるかな? そして『ソドムの市』もやりますか……昔、映倫さんに話を聞きに行ったら「この映画はここから上しか映しちゃダメだ!」って肩の線に手を置かれたことがあります。
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