「リコリス・ピザ」ショーン・ペン、トム・ウェイツが演じた人物のモデル明らかに

ポール・トーマス・アンダーソン監督作「リコリス・ピザ」より、ショーン・ペンとトム・ウェイツが演じたキャラクターのモデルが明らかになった。

1970年代の米ロサンゼルス・サンフェルナンドバレーを舞台とする本作。写真技師アシスタントのアラナと高校生ゲイリーの恋模様が描かれる。ペンが扮したのは、アラナ・ハイム演じるアラナとオーディション会場で出会い、意気投合する俳優ジャック・ホールデン。彼のモデルは「麗しのサブリナ」「ワイルドバンチ」などで知られる俳優のウィリアム・ホールデンだ。ペンは髪をオールバックにし、低い声でささやく伝説の二枚目スターを演じた。

一方でウェイツは、レックス・ブラウという映画監督役で出演。モデルはホールデン主演作「トコリの橋」を監督したマーク・ロブソンが有力とされているが、その破天荒さはサム・ペキンパー、ジョン・ヒューストンもモデルにしているようだ。

アンダーソンは「ショーン・ペンをジャック・ホールデン役にキャスティングしてから、レックス・ブラウを誰が演じるべきか、2人で考えたんだ。そのとき、ショーンがトムを提案したんだよ。彼らはとても親しいからね。それなら受けてくれるかもしれないという気持ちもあっていいアイデアだと思ったんだ」とキャスティングの経緯を語った。

「リコリス・ピザ」は7月1日より東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国でロードショー。