警察署に勤める訳ありの4人の友情と恋、そして難事件に挑むさまを描く本作。ヘマをして停職処分中の刑事・鹿浜鈴之介(しかはますずのすけ)、捜査とは無縁の日々を過ごす総務課・馬淵悠日(まぶちはるひ)、生活安全課の摘木星砂(つみきせすな)、会計課の小鳥琉夏(ことりるか)が物語の中心となる。ドラマ「Mother」「Woman」「anone」の
シャーロック・ホームズに憧れたのをきっかけに凶悪犯罪オタクとなった鹿浜。しかし刑事になったものの推理する機会などほとんどなく、すっかりやる気を失っていた。一方、署内の雑務を請け負う総務課の馬淵は、同僚が刑事への憧れを口にする中、自分に期待を抱かずヘラヘラ振る舞うばかり。ところがある日、鹿浜が家宅捜査の情報をリークしているとの噂が流れ、馬淵は鹿浜の素行を見張るよう命じられる。
林が鹿浜、仲野が馬淵役で出演。2人の出会いは2007年の映画「バッテリー」に遡り、互いの印象について林は「とにかくお芝居愛の強い男という印象があります。それに太賀は本当にみんなに愛される人だと思います」、仲野は「同世代の俳優たちで、よく話題になるんですが、『遣都くんって何回売れるんだよ!』っていうのがあって、今回の林遣都って僕の中で第4章くらいになるんです(笑)。『バッテリー』から始まって、そのあと『火花』『おっさんずラブ』があって、『いつまで売れ続けるんだろうな、この人』っていう感じですごいなと思っています」とそれぞれ語る。
また林は「とても個性の強い役で、当て書きと伺ったので、『坂元さん、僕のこと、どう思っているんだろう』と思いました(笑)」と役について述べ、「このドラマはコメディ部分がたくさんあって、すごく難しく、ハードルは高いと思っていますが、信頼する方たちとしっかり塩梅を見極めながら一生懸命、真面目に、そして楽しんでいきたいと思います」と意気込んだ。仲野も「最後までどこに着地するのかわからないような作品になったら面白いのかなって。僕自身もワクワクしながら、思いもよらない着地点へ向かって行けたらいいなっと思っています。あまり観たことのないドラマになるといいですね」と期待を込めている。
初恋の悪魔
日本テレビ系 7月スタート 毎週土曜 22:00~22:54
林遣都、仲野太賀 インタビューコメント
今回のドラマ出演が決まって
林:率直にうれしかったです。坂元裕二さんオリジナルの書き下ろしドラマで、水田監督、次屋プロデューサーとお仕事ができる。デビューの頃から知っている太賀と一緒。うれしいことがたくさん重なり、喜びとともに身の引き締まる思いがあります。大事な時間にしなければなと思っています。
仲野:お話しをいただけた驚きもありましたが、僕もうれしかったですね。坂元さん、水田さん、次屋さんの作るドラマは憧れでもあったので、このチームに参加できる喜びと、林遣都くんと一緒に主演でやれるっていうことは個人的にとても感慨深く、光栄だなと思いました。
2人の出会い
仲野:17年前くらい前ですよね(映画「バッテリー」)。
林:そうだね。そのくらいになるかな。14~15歳だったから。
仲野:僕は12~13歳(笑)。
林:当時は自分たちが子供っていう感覚がなかったけど、子供なんだよね。
仲野:12~13歳くらいのときから関係性がまったく変わっていなくて。こうやってまた一緒にできることが、がんばってきてよかったと本当に思います。
ダブル主演について
仲野:僕にとっては本当に感慨深いです。遣都くんが主演の作品に出させてもらったのが出会いだったので、こうやって並んで主演でやらせてもらえるときがきたのは光栄ですし、勝手に誇らしい気持ちになっています。
林:プライベートではちょこちょこ会っていたんですけど、一緒に仕事をするのは久々なので、ものすごくワクワクしています。
お互いの印象は
林:とにかくお芝居愛の強い男という印象があります。それに太賀は本当にみんなに愛される人だと思います。
仲野:同世代の俳優たちで、よく話題になるんですが、「遣都くんって何回売れるんだよ!」っていうのがあって、今回の林遣都って僕の中で第4章くらいになるんです(笑)。「バッテリー」から始まって、そのあと「火花」「おっさんずラブ」があって、「いつまで売れ続けるんだろうな、この人」っていう感じですごいなと思っています。
林:今の話を、太賀が僕の家に来たときに言ってくれて……。僕の中では全然自覚もないですし、ずっと悔しい思いもありながら、なにくそ!と思ってやってきたところがあるので、太賀がそんなふうに見ていてくれていたんだと知って、彼が帰ったあと、1人部屋でじんわりしちゃいましたね。
仲野:俳優ってどれだけ長く続けられるかっていうこともあるじゃないですか。一時に集中して代表作を作るっていうこともすごいことだと思うんですが、長い期間で定期的に代表作を作るって本当にすごいことだなと思っているので、それをやっている遣都くんはさすがだなと思うし、そういう意味ではずっと追いかけ続けている感じはありますね。
今回の役柄について
林:とても個性の強い役で、当て書きと伺ったので、「坂元さん、僕のこと、どう思っているんだろう」と思いました(笑)。1年前くらいに朗読劇で初めて坂元さんの作品に関わらせていただいたのですが、普段、心に隠している部分、出さないようにしている部分、そういう僕の本質や、いろんなことを坂元さんには見抜かれているんだなって思いました(笑)。
仲野:僕は警察署の総務課職員の役らしいんですけど、自分の中でこの役をどう体現していくかはまだ答えが出ていません。ただ、坂元さんのドラマで、坂元さんの書いたセリフを自分の体を通して言えるのは役者としてとても喜びがありますね。
林:僕も坂元作品がどんどん進化しながらできあがっていく過程を実際に体験できる喜びでいっぱいです。
仲野:この先、全話を通してこの役の奥行きが見えてきて、膨らんできて、入り口と出口が違うような人間になっていくのかな、と思っています。とにかく坂元さんの描く人間は熱いので、それがとても楽しみです。
どんなドラマになるか
仲野:最後までどこに着地するのかわからないような作品になったら面白いのかなって。僕自身もワクワクしながら、思いもよらない着地点へ向かって行けたらいいなっと思っています。あまり観たことのないドラマになるといいですね。
林:これまでとは違ったアプローチで挑戦的な匂いを感じられる作品になればいいなと思います。
撮影中、楽しみにしていること、期待していること
林:全部楽しみなんですが、このドラマはコメディ部分がたくさんあって、すごく難しく、ハードルは高いと思っていますが、信頼する方たちとしっかり塩梅を見極めながら一生懸命、真面目に、そして楽しんでいきたいと思います。
仲野:キャスト、スタッフさんも、本当に信頼できる方ばかりで強力すぎるくらい強力なので、みんなで力を合わせてどんなドラマになっていくのか、その過程が楽しみです。
視聴者へのメッセージ
林:本当に面白い脚本なので、それを体現しなければならないプレッシャーもありますが、坂元さんが思い描く以上のものを出せるように精一杯がんばります。楽しみにしていてください。
仲野:味わいのある作品になると思いますし、自分自身も楽しんでやれたらと思っています。期待してください!
次屋尚(プロデューサー)コメント
遣都さんと太賀さんで、しかも坂元裕二さん書下ろしのドラマをどうしてもやりたかったのです。やっと念願叶いました。お二人ともに存分魅力を発揮して頂くべく、ダブル主演という形をとらせていただきました。お二人以外のキャストもこれから続々発表させていただきます。この座組の元に集まってくださる実力派キャストにもご注目下さい。日本テレビでの坂元裕二脚本ドラマは4年振りとなります。これまでと少し違った風合いのエンタメドラマに是非ご期待ください。
林遣都の映画作品
リンク
関連商品
てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
“坂元裕二がオリジナル脚本を書き下ろし。水田伸生が演出を担当”/林遣都×仲野太賀W主演の“訳あり”警察署ドラマ7月スタート、脚本家は坂元裕二 - 映画ナタリー https://t.co/YZATUlJQh0