本作は、眠ると記憶を失ってしまう難病・前向性健忘を患ったヒロイン・日野真織と、彼女を献身的に支えるも自身も大きな秘密を隠し持つ主人公・神谷透が織りなす愛の物語。道枝が透、福本が真織を演じた。
映像前半では、道枝が福本へ渡す花束を作る様子を収録。「今夜、世界からこの恋が消えても」のテーマにちなみ、「この現場の思い出が消えず残るように」とドライフラワータイプが選ばれた。道枝はさりげなく福本の好きな色を聞き出したと振り返りつつ、花言葉も考慮しながら、机の上に置かれたさまざまなドライフラワーから花をピックアップしていく。後半では、福本へのサプライズの様子を観ることができる。クランクアップに際した道枝、福本のコメントは下記の通り。
一条岬の同名小説を三木孝浩が映画化した「今夜、世界からこの恋が消えても」は、7月29日に全国で公開。「君の膵臓をたべたい」の監督・
※動画は現在非公開です。
道枝駿佑 コメント
本当に濃い毎日を過ごせたので、クランクアップを迎えた今、寂しい気持ちでいっぱいです。初主演映画で分からないことも多く、人見知りなのでガツガツはいけなかったのですが、キャストの方やスタッフの皆さんとのコミュニケーションは意識して取るようにしていました。福本さんとは二度目の共演だったこともあり、気持ちも楽に、楽しく撮影に臨むことが出来ました。三木監督ともたくさんお話をさせて頂き、最初、透は声のトーンや姿勢も少し暗い印象なのですが、真織と出会ってから徐々に明るくなっていく過程を意識したり、これは僕個人がやっていたことなのですが、透は家事や料理をするので、爪は常に短い方が良いかなと、まめに切っていました。
この作品は、登場人物一人一人が悩みや葛藤を抱えていて、その葛藤に向かっていく姿や、足掻く姿が描かれています。幅広い世代の方に楽しんで頂けるような、儚くて尊い物語になっていると思いますし、自分としてもターニングポイントというか、記憶に残るような作品になると思います。
福本莉子 コメント
撮影を終えた実感がまだ湧かず、ぽわぽわしています(笑)。本当に明るく楽しい現場で、消えて欲しくない思い出ばかりです。真織は記憶障害を抱えている女の子で、最初は自分の中で腑に落ちず難しい役だったのですが、三木監督とも相談しながら撮影を進めていく中で、自分の中に落とし込むことが出来ました。
道枝さんは、原作を初めて読んだ時にも感じましたが、現場でも透くんそのもので、ご本人が持っている優しさや誠実さがこの役にピッタリでした。一度共演したことがあったので、リラックスしてお芝居することが出来ましたし、道枝さんが透くんで本当に良かったなと心から思ってます。
この作品は、原作ファンの方にも絶対的に楽しんで頂ける作品になっていると思いますし、私としてもこれからの20代前半の自分を代表する一作になると思っています。
台本を読んで何度も泣いてしまったのですが、その感動を早く皆さんにお届けしたいです。楽しみに待っていてください!
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