神奈川・大和を舞台にしたアンソロジー映画「
大和出身で、同市を舞台に「大和(カリフォルニア)」「TOURISM」などを撮影してきた
山本は市役所でビデオレターを撮って回る職員と彼女の休日を描いた「あの日、この日、その日」、冨永は別居している父親を名物喫茶に呼び出した麻子を軸にした奇妙な対話劇「四つ目の眼」、竹内は街中に貼られた同じステッカーに気付いた女性のささやかな旅を紡ぐ「まき絵の冒険」、宮崎は町外れの森にタイムカプセルを埋めに行くバンド仲間の2人組を描く「エリちゃんとクミちゃんの長く平凡な一日」を監督。そしてアンソロジーは、清原が若くして妊娠した女性と謎のバイカー集団のひと時を描いた「三月の光」で締めくくられている。
「あの日、この日、その日」には
山本英 コメント
今回はキャスト、スタッフ全員揃っての事前顔合わせが状況的に難しかったので個々でのやりとりを行い撮影当日にやっと「はじめまして」というようなやり方になりました。ですが、その断絶が今回の「私の知らない個々の話をしていく人たち」というテーマに繋がっているように思います。
冨永昌敬 コメント
(舞台となった喫茶店に)はじめて足を踏み入れた瞬間、ここをお借りしたいと思いました。膨大な夜景の写真に埋め尽くされた店は悪だくみに熱心な男たちの巣にピッタリで、魔都のコピーをかき集めたかのような幻想的な内装には大いに刺激を受けました。
竹内里紗 コメント
元々まき絵は図書館司書の設定でしたが、市立のスポーツセンターが面白い場所だったので、スポーツセンターの清掃員に書きかえることにしました。多くの人が運動をしにやってきては去っていく、通り過ぎていってしまう中で、まき絵だけはこの広大な空間で掃除という運動を繰り返しているという姿が浮かびました。
宮崎大祐 コメント
今回は人称や時制、ジェンダーを解体する狙いがありました。その結果、未来に向けているのか過去に向けているのか現在に向けているのかわからない無時間的なタイム・マシンとしてこの映画が立ち上がってきて欲しいと。
清原惟 コメント
今回、脚本を事前につくらず撮影を行いました。俳優のふたりと話したり、大和を散歩しているなかで積み重ねた時間やアイディアを元に、現場にはいってから実際の環境に反応しつつ、即興的につくっていくという試みをしてみたかったからです。
__ @yanagi_____1
公開日決定しました!わーい!🦖 https://t.co/DBEcbG2wu1