「MIRRORLIAR FILMS Season2」の初日舞台挨拶が2月18日に東京・ユーロスペースで行われた。
“変化”をテーマに、俳優、映画監督、マンガ家、ミュージシャンなど総勢36名が手がけた短編映画をオムニバス形式で4シーズンに分けて公開する同プロジェクト。新型コロナウイルス感染対策のため舞台挨拶は2部に分けて行われ、1部には
「愛を、撒き散らせ」で監督に初挑戦した志尊は「僕ら俳優はいつも脚本をいただくところから仕事が始まる。今回監督業に初挑戦し、ゼロから作品を作ることの大変さを感じましたし、作品はこんなにもいろいろな人の力が合わさってできているのだと気付かされました」と述べ、「先入観や偏った意見を投影したくはなかった。フラットに観てほしいと思い、作為的なものをなるべくなくすようにしました」とコメント。主演の板谷由夏については「僕は板谷さんのことが、女優さんとしても人間としても大好き。演出はほとんどしていません。板谷さんが演じてくださるありのままを切り取れればと思いました」と振り返り、「今回、15分間の作品に1年以上掛けました。いま簡単に『やりたいです!』とは言えないですが、興味はありますし、機会があるなら俳優をやりながらではなく、監督としての時間で向き合いたいと思います」と今後について言及した。
ヨーロッパ企画の永野宗典、藤谷理子が共演した「適度なふたり」を監督した柴田。「ヨーロッパ企画さんとは10年以上お付き合いさせていただいていて、お二人にはぜひ出ていただきたいと思っていました」と述懐する。ニューヨークを舞台にした「Denture Adventure」を手がけたHasegawaは「コロナ禍でロケ場所を提供してくれる先が見つからず、自分の家を改造して撮影場所にしました。パンデミックで旅行に行けない中、ニューヨークの雰囲気が伝わるとうれしい」と伝え、「煌々 go on a picnic」の監督である山田佳奈は、「MIRRORLIAR FILMSのテーマは“変化。お話の内容もしかりですが、2019年に映画『タイトル、拒絶』で長編デビューした自分自身の”監督としての変化”ということも考えながら挑戦しました」と述べる。
続く第2部には
ゾンビエンタテインメント「King & Queen」を家族とともに作った駒谷は「2020年の自粛期間中で、たやすく外にロケに出られる状況ではなかったので、家の中で撮ろうと。会話劇だけだとつまらないので、“ゾンビ一択”だなと思いました。公開が決まって家族はずっとウキウキしていますね」と語る。そして山田孝之は「皆さん、『監督をやってよかった!』と言ってくださるのがうれしい。監督って、『ここに恐らくあるから、皆さん、付いてきてください。大丈夫ですよ』と言わなきゃいけない。そんなことをあまり言えないんですよ、私は。『合っています』とか『ちょっとこっちかもしれない』とか言って、プロデューサーとしてみんなを支えるほうがまだ向いていると思うんです」と吐露した。
「MIRRORLIAR FILMS Season2」は公開中。
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