「フタリノセカイ」公開、W主演・片山友希&坂東龍汰が語る愛と家族の形

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フタリノセカイ」の公開記念舞台挨拶が1月15日に東京・新宿シネマカリテで行われ、ダブル主演を務めた片山友希坂東龍汰、脚本と監督を担当した飯塚花笑が登壇した。

左から飯塚花笑、片山友希、坂東龍汰。

左から飯塚花笑、片山友希、坂東龍汰。

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「フタリノセカイ」ポスタービジュアル

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「フタリノセカイ」はトランスジェンダーとして葛藤する真也と恋人ユイの10年間の軌跡を描いたラブストーリー。自身の性と向き合い自分らしく生きる真也に坂東、真也を支えていくことを選択するユイに片山が扮した。

「フタリノセカイ」

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1月14日に初日を迎え、飯塚は「山あり谷ありで長い間作っていた作品なので、うれしい気持ちもあり、これからこの作品がどう広がっていくのか不安もあり、“言葉にならない気持ち”でした」と胸中を明かす。すでに感想が届き始めているようで「この作品は観る方の状況や背景によって感想が違ってくるんだなとじわじわと実感しています。早く皆さんの感想も聞きたいです」と続けた。

舞台挨拶では、“愛”に関するトークも。飯塚は「映画の中で描かれている家族や幸せの形は人それぞれによって感じ方が変わると思います。時代によっても変わると思いますし、定義しないことが正しいんじゃないかな」と、本作でもテーマとなっている“愛の形”について語る。

また“家族の形”について話が及ぶと、坂東は「自分や周りの家庭環境を見ても、どんなに大変なことがあっても明るい未来を信じて生きている。その根本にあるのはやっぱり“愛”。真也という役を演じながらも“無償の愛”を感じました。この先家族を持つことになったら、家族の“愛”を大事にして生きていきたいなと思います」とコメント。片山は「いつか家族を持つならば、お互いが別々のことをしていても、2人の空間が安心できる場所であれば幸せだなって思います。それだけで十分だと思います」と考えを述べた。

片山の話の内容から「お互いが安心できる関係でいるにはどうしたらいいか?」とMCに質問され、坂東と片山は「えー!」と戸惑いを見せる。片山は飯塚に助けを求める仕草をしつつも、「信じることじゃないですか? 疑いを持たず素直に相手を信じて軽やかにいることで、お互いがリラックスできるのではないかと思います」とまっすぐな気持ちで答えた。

「フタリノセカイ」は新宿シネマカリテほか全国で順次公開。

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(c)2021 フタリノセカイ製作委員会

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