2大モンスターが共闘!映画「ゴジラxコング 新たなる帝国」を各界の著名人が推薦

ハリウッド版「ゴジラ」シリーズと「キングコング:髑髏島の巨神」の世界観がクロスオーバーした「モンスター・ヴァース」シリーズ最新作「ゴジラxコング 新たなる帝国」が、4月26日より全国ロードショー。ゴジラ70周年と「モンスター・ヴァース」シリーズ10周年が重なるアニバーサリーイヤーに封切られる同作では、前作「ゴジラvsコング」で激突した2大モンスターが共闘し、新たな脅威と対峙する姿が映し出される。

映画ナタリーでは、全国公開に先駆けて各界の著名人に同作を鑑賞してもらった。マンガ「終末のワルキューレ」の原作者・梅村真也、テレビアニメ「ゴジラ S.P <シンギュラポイント>」のエンディング曲を手がけたポルカドットスティングレイの雫(Vo, G)、お笑いコンビ・ニューヨークの嶋佐和也、映画好きで知られるBE:FIRSTのLEO、そして2023年公開の「ゴジラ-1.0」で監督・脚本・VFXを担った山崎貴が寄せた推薦コメントを紹介する。

なお、映画ナタリーでは特設サイト「ゴジラナタリー」を展開中。「ゴジラxコング 新たなる帝国」やシリーズにまつわる特集、コラム、ニュースを掲載しているので、あわせて楽しんでほしい。

構成 / 秋葉萌実

映画「ゴジラxコング 新たなる帝国」予告編公開中

各界の著名人が「ゴジラxコング 新たなる帝国」を鑑賞!
映画「ゴジラxコング 新たなる帝国」より、ゴジラ。

映画「ゴジラxコング 新たなる帝国」より、ゴジラ。

映画「ゴジラxコング 新たなる帝国」より、コング。

映画「ゴジラxコング 新たなる帝国」より、コング。

梅村真也

梅村真也「終末のワルキューレ」

神様と人類がガチでタイマンバトルしてる漫画の原作を書いてる僕に、コメント依頼が来るってことは…
はい、つまりそういう事です。
自然破壊への警鐘とか小難しいことはどうでもいいから、
ただただ目の前の激アツバトルを楽しむうちに、
「おら、そこだ! やっちまえコング!」
と大人も子供も叫んでた昭和の映画館にタイムスリップ。
そうです、もともと映画ってこういうもんだったはずなんです。
あと、何気にコングの豊かな表情とマイム演技が素晴らしかった。
来年のアカデミー主演男優賞はきっとコングです。
字幕派ですが、今回ばかりは吹き替えがおすすめです。
(ちなみに今作“モンスター・ヴァース”シリーズ第5弾みたいですが、
一作も見てないのに瞬で理解できたので予習まったくいりません)
言葉も文化も種族さえも超越した、清々しいほどの120%エンタメ全振り映画、
きっと心に飼ってる中2が歓喜します。

プロフィール

梅村真也(ウメムラシンヤ)

構成作家・脚本家・マンガ原作者。月刊コミックゼノン(コアミックス)にて2017年より連載中の「終末のワルキューレ」(作画:アジチカ、構成:フクイタクミ)は、人類を滅亡させようとする神々たちと、人間代表として選ばれた歴史上の偉人たちによるタイマン勝負を描いたバトルマンガ。「このマンガがすごい!2019」オトコ編にて第5位を獲得し、累計発行部数は1600万部を突破したほか、アニメ化、舞台化もされている。原作は21巻まで販売中だ。そのほかマンガ原作者としての代表作に「ちるらん 新撰組鎮魂歌」(作画:橋本エイジ)など。

雫(ポルカドットスティングレイ)

雫(ポルカドットスティングレイ)

は~、コングかわいい。ゴジラもかわいいです。モスラ様は一段とお美しいですね…
怪獣たちの知性の描写が素晴らしいです。もちろん言葉をベラベラ喋ったりはしないんですが、目の動きひとつで思考が分かります。彼 / 彼女らの動きの「動物感」と、知性があるから出来るバトルの仕方が合わさって、映像に深みを生みまくっています。
ちなみに猫飼いとしては、全員うちの猫に見えて可愛くてたまらなかったです。

私が楽曲を担当させていただいた「ゴジラ S.P<シンギュラポイント>」は、シナリオの難解さが魅力の一つでしたが、今作「ゴジラxコング」は、とにかく派手で気持ちいい映画です。ハンバーグと唐揚げとチャーハンが入っていたら全員嬉しいみたいなあれです。
でもシナリオも素晴らしいんですよ! キャラクター1人ひとりに素晴らしい個性があって、観終わる頃にはみんなのこと大好きになっちゃってます。(アイリーン・)アンドリュース博士&ジアの愛、私はしっかり泣いたし、鼻水にまみれながら試写室を出ました。

音楽家としては、サウンドもイチオシポイントです。
この作品、初手が歌(曲)から始まっており、一瞬で観客を没入させてしまいます。やられた!
テンポ感の良いこの作品において、クイックに緊張と緩和を生み出す素晴らしいスパイスになっています。

本当はあと2時間語れるんですが、観てもらった方が早いので、皆様の感想もお待ちしてます。

プロフィール

(シズク)

1992年10月15日生まれ、福岡県出身。4人組ギターロックバンド・ポルカドットスティングレイのVo, Gとして、2017年に1stフルアルバム「全知全能」でメジャーデビュー。2022年9月に4thアルバム「踊る様に」をリリースし、17都市を回る全国ツアーを完走。2023年9月には「ポケットモンスター」の音楽プロジェクト“Pokémon Music Collective”より「ゴーストダイブ」を配信。2024年4月に「ブラックボックス」を配信リリース、7月には初の対バンツアー「#ポルカVS ~お世話になった先輩を殴りに行く~」を東名阪で行う。

嶋佐和也(ニューヨーク)

嶋佐和也(ニューヨーク)

まず絶対映画館で観て下さい! これ絶対! 最初から最後まで映像が凄すぎる! 凄くない時間がない! これ制作費いくらかかってるんだ! てかどうやって撮影してるんだ! もはや訳わからん! そしてこんなにも夢と冒険が詰まったゴジラシリーズは今までなかったかもしれない! 少年の頃のようなワクワクを久々に味わえた! 有難う! でもゴジラはしっかり怖い! 世界中がしっかり滅茶苦茶になってた! 今回のゴジラ個人的に相当ビジュ好みです! とりあえず観て! 映画館ね!

プロフィール

嶋佐和也(シマサカズヤ)

1986年5月14日生まれ、山梨県出身。2010年に屋敷裕政とお笑いコンビ・ニューヨークを結成。2019年と2020年に「M-1グランプリ」のファイナリストになり、2020年の「キングオブコント」では準優勝を飾った。主なレギュラー番組はTBS「ラヴィット!」「ジョンソン」、テレビ朝日「なにわ男子の『逆転男子』」、ABEMA「愛のハイエナ」など。XではMCを務めるバラエティ番組「ニューヨークジャック」が配信中。2024年7月より、単独ライブ「そろそろ、」が全国5都市(東京・大阪・愛知・福岡・宮城)で開催される。チケットは「よしもとライブ」にて販売中だ。

LEO

LEO(BE:FIRST)

好きなシリーズの最新作という事でワクワクしながら映画を観たのですが、もうそのワクワクを遥かに上回る作品になってました!!
本当に始まってから終わるまで心を掴まれっぱなしでゴジラとコングの世界に没入できました。
今回、「ゴジラvsコング」が「ゴジラxコング」になっている意味もなんとなく予告を観た方には分かっていただけると思いますが、前作に引き続き最高の組み合わせになっています。
かっこよくて愛くるしいゴジラとコング。これまでのシリーズを観ている方も、初めてこの映画を観る方も全ての方が楽しめる映画になっております。
是非この臨場感を劇場で感じて欲しいです!!

プロフィール

LEO(レオ)

1998年9月8日生まれ、東京都出身。7人組ダンス&ボーカルグループ、BE:FIRSTのメンバーとして2021年にデビュー。2024年3月、4月に東京と大阪で単独ドーム公演「BE:FIRST LIVE in DOME 2024 “Mainstream - Masterplan”」を成功させ、同年4月24日にはConcept Single「Masterplan」をリリース。個人ではコラムの執筆や、数々のバラエティ番組に出演するなど、幅広い活躍を見せている。

山崎貴

山崎貴

凄くゴージャス。「ゴジラ-1.0」とは対極にあって、ノンストップで次から次へと予想を超えることが起きるとても楽しい体験でした。画の至るところが非常に緻密にできていて、同じゴジラを作っていると、ハリウッド映画の物量の凄さみたいなものは非常に感じました。また、最初はいがみあっているゴジラとコングが手を組む瞬間は、カタルシスをすごく感じました。そして、モスラは本当に綺麗で、今までのモスラの中で一番だなと思います。アダム・ウィンガード監督が昭和ゴジラのような楽しいゴジラを作ってくれているからこそ、僕達は怖くて恐ろしいゴジラを振り切って作ることができる。ゴジラのIPの幅広さを感じています。

プロフィール

山崎貴(ヤマザキタカシ)

1964年6月12日生まれ、長野県出身。2000年に「ジュブナイル」で映画監督デビュー。主な監督作に「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズ、「STAND BY ME ドラえもん」シリーズ、「永遠の0」「海賊とよばれた男」「DESTINY 鎌倉ものがたり」「アルキメデスの大戦」「ゴーストブック おばけずかん」などがある。監督・脚本・VFXを担当した「ゴジラ-1.0」は、第96回アカデミー賞で日本映画初の視覚効果賞受賞を果たした。

映画「ゴジラxコング 新たなる帝国」場面写真

映画「ゴジラxコング 新たなる帝国」場面写真