「オッドタクシー」の世界から生まれたドラマ「RoOT / ルート」を麒麟・川島明、八目迷、凛として時雨・ピエール中野がのぞき見

ドラマ「RoOT / ルート」の放送が、4月2日にテレ東ほかでスタートする。アニメ「オッドタクシー」の世界から新たに生まれた同作は、息が合っているようで合っていないチグハグ探偵コンビが主人公の“群像ヒューマンミステリー”。P.I.C.S. / 此元和津也が原作、映画「花と雨」の土屋貴史が監督・脚本を担当した。

映画ナタリーでは、放送開始に先駆けて各界の著名人に同作を鑑賞してもらった。お笑いコンビ・麒麟の川島明、作家の八目迷、ロックバンド・凛として時雨のピエール中野から届いた推薦コメントを紹介する。

文 / 秋葉萌実(作品解説)

ドラマ「RoOT / ルート」予告編公開中

ドラマ「RoOT / ルート」とは?

映画・舞台・マンガと幅広く展開され、国内のみならず海外でも大きな話題を呼んだアニメ「オッドタクシー」。ビッグコミックスペリオールの電子レーベル・ダルパナにて連載中のマンガ「RoOT / ルート オブ オッドタクシー」では、その完全オリジナル続編として、アニメでは語られなかった裏側で起きていた出来事が、新たな主人公の視点で描かれている。アニメ同様、此元和津也 / P.I.C.S.が原作を手がけ、作画には肋家竹一が起用された。

ドラマ「RoOT / ルート」より、河合優実演じる玲奈。

ドラマ「RoOT / ルート」より、河合優実演じる玲奈。

ドラマ「RoOT / ルート」より、坂東龍汰演じる佐藤。

ドラマ「RoOT / ルート」より、坂東龍汰演じる佐藤。

ドラマ「RoOT / ルート」では、「RoOT / ルート オブ オッドタクシー」に登場する若手探偵コンビの奮闘劇をベースに、オリジナルのストーリーが繰り広げられる。主人公は、街の小さな探偵事務所で働くクールな探偵・玲奈と、凶運ながらポジティブな新人・佐藤。2人は奇妙なタクシー運転手・小戸川の素行調査をきっかけに、街を牛耳るヤクザ、バズりたい大学生、裏社会の便利屋、地下アイドルなど街の人々が複雑に絡み合った“女子高生失踪事件”に巻き込まれていく。

主演は注目の若手俳優・河合優実×坂東龍汰

同作では、近年めざましい活躍を続ける若手俳優・河合優実と坂東龍汰がダブル主演を務めた。玲奈役の河合は映画「サマーフィルムにのって」「由宇子の天秤」「PLAN 75」などへの参加で着実にキャリアを積み、2024年1月期放送のドラマ「不適切にもほどがある!」で大きな注目を集めた。そして佐藤役の坂東は映画「弱虫ペダル」「スパイの妻(劇場版)」「フタリノセカイ」、ドラマ「王様に捧ぐ薬指」「きのう何食べた? season2」など話題作に立て続けに出演し、先頃上演された主演舞台「う蝕」も好評を博した。

ドラマ「RoOT / ルート」場面写真

ドラマ「RoOT / ルート」場面写真

ドラマ「RoOT / ルート」場面写真

ドラマ「RoOT / ルート」場面写真

「RoOT / ルート」には2人に加えて、個性豊かな俳優たちが集結した。探偵事務所の所⻑・指宿役は映画「恋人たち」の黒田大輔。アニメ「オッドタクシー」では主人公だったタクシー運転手・小戸川役は、同じく「恋人たち」の主演として映画ファンに鮮烈な印象を残した篠原篤が担った。

さらにアイドルグループ・ミステリーキッスのメンバー役で中村麗乃(乃木坂46)、小林桃子、伊藤友希が出演。世直し系YouTuberの大学生・樺沢役には映画「街の上で」の遠藤雄斗、謎多き男ヤノ、関口、ドブ役には奥野瑛太、山口航太、三浦誠己が起用された。なお「オッドタクシー」シリーズのファンで「映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ」特集に登場した稲葉友は、キャバクラのボーイ・今井役でキャストに名を連ねる。

各界の著名人が、ドラマ「RoOT / ルート」を推薦

※五十音順で掲載

川島明(麒麟)

川島明(麒麟)

ドラマ化されると聞いた時、オッドタクシーを愛しているファンとしては懐疑的な部分も正直ありました。しかし第1話を見終えた時、その心配は海の底へ「どぼん」と沈められました。 オッドタクシーの持つ鉛の匂いのする独特の空気感が見事に実写化されていたからです。

あの事件を外側から調査していく玲奈と佐藤の目線から縁取って行く興奮。そしてお馴染みのあいつらが交錯してきた時の快感。これは他のドラマでは味わえない感覚です。

僕はまたオッドタクシーの世界を、そしてさらなる謎が解き明かされるRoOTを一緒に楽しめるんだという幸せに興奮しております。この作品を追い続けて本当に良かった!

プロフィール

川島明(カワシマアキラ)

1979年2月3日生まれ、京都府出身。1999年に田村裕とお笑いコンビ・麒麟を結成。2001年に「M-1グランプリ2001」の決勝へ進出し、注目を集めた。個人ではバラエティ番組「ラヴィット!」「ウワサのお客さま」「川島・山内のマンガ沼」などでMCを担当している。

八目迷

八目迷

最高のサスペンス、濃密な人間ドラマ、そしてあり得ないほどキレのある会話劇が魅力のあのオッドタクシーにまた新たな物語が! 漫画「RoOT / ルート オブ オッドタクシー」を元にオリジナルストーリーを描いた「RoOT」。作中でタエ子さんが「彼から見た世界はどう見えてるのか…」と呟くシーンがあるが、実際どこに視座を置くかで同じ物語でもまったく違う様相を見せてくる。今作の主人公となる性格真逆のでこぼこ探偵コンビがオッドタクシーの世界をどう映してくれるのか。今後の展開に目が離せません!

プロフィール

八目迷(ハチモクメイ)

1994年生まれ。2019年、投稿作「僕がウラシマトンネルを抜ける時」が第13回小学館ライトノベル大賞のガガガ賞と審査員特別賞をダブル受賞し、改題・改稿した「夏へのトンネル、さよならの出口」で作家デビュー。同作は2022年に劇場アニメーション化された。主な著作は「きのうの春で、君を待つ」「ミモザの告白」「琥珀の秋、0秒の旅」。「小説 葬送のフリーレン ~前奏~」が2024年4月17日に刊行される。

ピエール中野

ピエール中野

オッドタクシーに関連するだけでも、本格的なミステリーであることを期待できる。その伏線の巧みな配置や展開は期待以上。何もわからない初見の視聴者でも、十分に楽しむことができる作りになっているし、すぐにその世界へと引き込まれるだろう。登場人物の深層心理や複雑な関係性、予測不能な展開が、続きを楽しみにさせてくれる。

プロフィール

ピエール中野(ピエールナカノ)

1980年7月18日生まれ、埼玉県出身。ロックバンド・凛として時雨のドラマー。カオティック・スピードキング、クリエイター集団ZiNGのメンバーとしても活躍するほか、DJやコラム執筆、SNS活用、自身プロデュースのイヤホン(通称ピヤホン)のプロデュースなどでも持ち前のこだわりとスキルを発揮している。2024年5月17日に東京・Flowers Loftでワンマンライブ「ピエール中野単独フェス #3」を開催する。