「犬王」躍動感あるビジュアル完成、ロッテルダム国際映画祭で湯浅政明の特集上映も

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長編アニメーション「犬王」のティザービジュアルが完成。あわせて本作の監督・湯浅政明の特集上映が第51回ロッテルダム国際映画祭で行われることが決定した。

「犬王」ティザービジュアル

「犬王」ティザービジュアル

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古川日出男の小説「平家物語 犬王の巻」をもとにした本作は、南北朝から室町期に活躍した実在の能楽師・犬王と、そのバディとなった琵琶法師・友魚の友情が描かれるミュージカル。キャラクター原案を松本大洋、脚本を野木亜紀子、音楽を大友良英が手がけた。犬王にアヴちゃん(女王蜂)、友魚に森山未來が声を当てたほか、柄本佑、津田健次郎、松重豊らも参加する。

ティザービジュアルは、犬王と友魚が琵琶の音色に乗って楽しげに踊っているデザインに。時代や境遇をものともせず自由自在に踊る2人の傍らには「ここから始まるんだ。俺たちは。」というキャッチコピーが添えられた。

本作はヴェネツィア際映画祭、トロント国際映画祭、釜山国際映画祭、東京国際映画祭に続き、第51回ロッテルダム国際映画祭でも上映。Filmmakers in Focus部門の「湯浅政明監督特集上映」として、本作をはじめ、テレビアニメ「四畳半神話大系」、ショートフィルム「キックハート」、映画「夜明け告げるルーのうた」「夜は短し歩けよ乙女」「きみと、波にのれたら」がスクリーンにかけられる。

さらに第49回アングレーム国際漫画祭では、フランス現地時間1月27日に本作のフランスプレミアを実施。湯浅によるQ&Aが行われるほか、「『犬王』アート展 L' Art de INU-OH」も企画されている。アングレーム国際漫画祭は1974年にスタートしたヨーロッパ最大規模のマンガ祭の1つで、日本映画のプレミア上映とアート展が併催されるのは初となる。

「犬王」は2022年初夏に全国公開。

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(c)2021 “INU-OH” Film Partners

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末尾ルコ(アルベール)「母連れ狼」「言葉の革命」「文学・映画・音楽」「人生と介護」、美は醜に勝る。 @sueorukoalbert

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