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スパイダーマンの宿敵ヴェノムを主人公に、連続殺人鬼クレタスの狂気を取り込んで覚醒したカーネイジによる大殺戮を描いた本作。2018年公開の前作に引き続き、吹替版では
中川は「何を言ってもネタバレになっちゃう」と期待をあおりつつ「ヴェノムのかわいさ大爆発でしたね! ヴェノムとエディがこんなこともあんなこともしてくれて。仲良しを超えるイチャイチャ」と満面の笑みを浮かべる。1作目からさらにヴェノムとエディのタッグとしての魅力が増しているようで、諏訪部も「前作以上のバディ感、どつき漫才のような掛け合いがありますね。私と(中村)獅童さんがだんだんと盛り上がっていきます」と、ヴェノム役の中村獅童との再タッグに充実の表情を見せた。
松也から前作と比較して意識したことを聞かれた2人。中川は「できれば“中川翔子味”を消したい」と音響監督に相談したそうで「選んでいただいてはいますが、芸能人の顔が浮かんじゃうのが絶対イヤだ!という意見もあるし難しいところ。地声より低い声を意識しました。アンのエディへの気持ちは前作以上に複雑。そのニュアンスや気が強いところは大事にしました」と続ける。一方の諏訪部はエディを演じたトム・ハーディの演技に言及しつつ「今回はコミカルな要素もすごく多い。吹替収録でよく言われたのは『かっこよくならないように』ということ。これまでタフガイや渋いイメージがあったと思うんですけど、今作ではコミカルさ、軽妙さ、ちょっとかっこ悪いところを表現したいという演出意図がありました。うかつにやるとかっこよくなってしまうので(笑)。『かっこよすぎるのでリテイクで』というのはありましたね」と明かした。
続いてカーネイジの吹替キャストが発表される場面になると、全身カーネイジ仕様のスーツを着込んだ愛之助が「大殺戮だ!」と声を荒げて登場。「この格好でどんなテンションでしゃべればいいのか……」とぼやきつつ「すごく強くなった気分。このまま六本木を歩きたい」と胸を張る。誰が吹き替えているのか諏訪部もわからなかったほど作り込まれているという、愛之助のカーネイジ。愛之助はオファーを「マーベル作品が大好きなのでうれしかった」と喜びつつ、同じ歌舞伎役者である獅童との対決に意識が向いたという。松也は「(ヴェノムVSカーネイジは)獅童VS愛之助ってことですもんね。すごいことになった」とこのキャスティングに感嘆の声を漏らした。さらに愛之助は「ぜひカーネイジ歌舞伎をやってみたいですね。面白そうですし、実は歌舞伎になりやすそうな題材」と意欲を見せ、松也は「今回のヴェノムはだいぶかぶいてます」と映画の魅力を語った。なおイベントでは松也も声優として参加していることが明らかに。役柄は秘密のため本編で確認しよう。
アンディ・サーキスが監督を務めた「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」は12月3日より全国ロードショー。
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片岡愛之助がカーネイジ吹替!尾上松也はヴェノム・中村獅童とのバトルに期待 - 映画ナタリー
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