二宮和也が捕虜に希望の火を灯す「収容所から来た遺書」映画化、監督は瀬々敬久

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二宮和也が主演を務める映画「収容所(ラーゲリ)から来た遺書(仮題)」の制作が決定した。

二宮和也

二宮和也

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「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」書影

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山本幡男

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辺見じゅんの書籍をもとにした本作は、第二次世界大戦後の1945年、60万人を超える日本人が不当に拘留されたシベリアの強制収容所が舞台の物語。残酷な日々に捕虜の誰もが絶望する状況下でも、力強い信念を持ち続けた男・山本幡男(やまもとはたお)が主人公だ。

日本にいる妻や4人の子供と一緒に過ごす日々が訪れることを信じ、生きる希望を強く唱え捕虜たちを励まし続けた山本。彼を慕う仲間たちは、病魔に侵されていた山本の思いを叶えようと厳しい監視下で思いもよらぬ行動に出る。

山本を演じる二宮は「“ただただ帰ることを想って、行ってきます。”」とコメント。そして「8年越しの花嫁 奇跡の実話」「護られなかった者たちへ」で知られる監督の瀬々敬久は「山本さんら多くの人々を追い詰めてしまった状況を再び作らないよう、戦争の起こした悲劇がもう再び起こらないよう、思いを込めて映画に取り組んでいきたい。そう思っています」と思いをつづった。脚本は「糸」でも瀬々とタッグを組んだ林民夫が担当する。

「収容所から来た遺書」は10月下旬から2022年1月中旬に撮影予定。2022年に全国で公開される。

二宮和也 コメント

“ただただ帰ることを想って、行ってきます。”

瀬々敬久 コメント

どんな状況でも「それでも生きろ」、「希望を捨てるな」そんなメッセージが山本幡男さんの苛烈な人生からは伝わってきます。
先日、山本さんが生まれ育ち、妻のモジミさんが子供たちと戦後を過ごした隠岐の島に行ってきました。山本さんの生家は今はなく竹藪となっていましたが、目の前はすぐに海。
海はどこまでも続くようで、ここから人生を始めシベリアの果てにたどり着いた、途方もない旅に思いを馳せました。
山本さんら多くの人々を追い詰めてしまった状況を再び作らないよう、
戦争の起こした悲劇がもう再び起こらないよう、思いを込めて映画に取り組んでいきたい。そう思っています。

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