辺見じゅんのノンフィクション小説「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」をもとにした本作は、第2次世界大戦後の1945年、60万人を超える日本人が不当に拘留されたシベリアの強制収容所を舞台にした物語。残酷な日々に捕虜の誰もが絶望する状況下でも、力強い信念で一筋の希望の光となった男・山本幡男を二宮が演じる。「護られなかった者たちへ」の
映像には、頭を坊主にして無精髭を生やし、山本のトレードマークである丸眼鏡を掛けた二宮の姿が。猛烈な吹雪が舞う厳冬のシベリアで過酷な労働に耐えながらも「生きるのをやめないでください」「帰国(ダモイ)の日は、来ます」と仲間を力付ける、山本の優しさと強さを感じるシーンが切り取られた。劇中では十分な食事を与えられず、痩せ細った捕虜を演じるため、瀬々からの要望に応え大幅に体重を落としてクランクインを迎えた二宮。「山本は、自分の想いに蓋をしてしまった仲間に対し心の底にあるはずの願いに、気づかせてあげられる人」と語っている。
「ラーゲリより愛を込めて」は今冬より全国ロードショー。
関連記事
二宮和也の映画作品
タグ
リブロ ★ブックサンタ受付中 9/22~12/25★ @libro_jp
二宮和也「ラーゲリより愛を込めて」の映像解禁、“希望の光”となった捕虜を熱演 https://t.co/iv2hVTs042
原作:辺見じゅん(文春文庫)