劇場アニメーション「
全国の神々が出雲に集い、翌年の縁を結ぶ会議を行うという言い伝えを題材にした本作。母を亡くした少女・カンナが、神使の兎・シロと鬼の少年・夜叉に出会い、出雲へ旅に出るさまが描かれる。
舞台挨拶では東京会場にキャストの
カンナの母親・弥生を演じた柴咲は「この企画、脚本と出会ったときに涙が出ました。自分を信じて生きるということは大人でも大変なのに、小さなカンナが悩みや絶望を抱えながらあきらめずにがんばっている姿に感動しました」と感想を述べる。井浦は「典正は不器用な父親。思春期の娘を持ち、接し方に悩む世のお父さんたちを代表するような役です」と自身の役について語り、カンナの幼少期を演じた新津は「負けず嫌いなところが自分と似ているなと思いました」と話した。また大国主役の神谷は「本来、人間と神々の役で違いはないのですが、人間を役者、神々を声優が演じるように分けてくれたことで、生身の人間とは違う神様として、一線を画して演じることができたと思います」と分析した。
途中からは、出雲会場の面々が東京会場のスクリーンに中継で登場。コロナ禍で顔を合わせることなく制作が進んだため、蒔田は柴咲と画面越しに「初めまして」と挨拶する。本作がモントリオール国際リース賞映画祭2021の主演女優賞、最優秀音楽賞など4部門にノミネートされたことが発表されると、蒔田は「実感がないですけど、公開前から多くの方にご覧いただいて評価いただけているんだなと思いうれしいです」と歓喜。白井は「家族の話であり、少女の葛藤を描いた話でもあり、日本の風景や、神様と人間の違いを描いた作品でもあります。皆さんそれぞれの視点でお楽しみいただければ」と作品への自信をのぞかせた。
「神在月のこども」は10月8日より全国でロードショー。
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蒔田彩珠の映画作品
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「神在月のこども」蒔田彩珠が柴咲コウと中継で初対面、東京・出雲で同時舞台挨拶
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