「燃ゆる女の肖像」で知られるシアマが、2011年に長編2作目として発表した本作。低予算のインディペンデント作品ながら、本国フランスでは30万人を動員し、ベルリン国際映画祭ではテディ賞審査員特別賞を受賞している。劇中では、ジェンダーアイデンティティの揺らぎを抱えながら少女として育ってきたロールが、引っ越し先で男の子として過ごす様子が描かれる。オーディションで選ばれた
予告編には、引っ越し先で「ミカエル」と名乗ったロールが、新たな仲間に迎え入れられる様子や、妹に襟足をカットしてもらう姿などが捉えられた。後半には、母親から「みんなに男の子だと言っていたの?」と問われるシーンも。
シアマは本作について「映画のもたらす複雑な感情の部分と対照的に、太陽を感じさせるような作品を作りたいと思っていた」とコメントした。
「トムボーイ」は9月17日に東京・新宿シネマカリテほかで公開。
セリーヌ・シアマの映画作品
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セリーヌ・シアマ監督作「トムボーイ」、主人公が引っ越し先で“少年”を名乗る予告編
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