本作は地方テレビ局のチャリティ番組でオフィシャルサポーターを務める19歳の柏倉リンを主人公にしたシニカルコメディ。「世界平和」を謳って募金を呼びかけているものの実生活では周りの大人と馬が合わず、アルバイト先でもうまくいかない。やがて20歳という人生の節目を迎えたリンが社会の欺瞞や不寛容さにいらだちながら、もがき成長する姿を描く。
「アルプススタンドのはしの方」で知られる小野がリンを演じたほか、
映画監督の
そのほか小野とマンガ家の
※動画は現在非公開です。
小野莉奈 コメント
2020年の夏にPOP!の撮影をしたのですが、当時、私もリンちゃんと同じく19歳から二十歳という節目を迎えていました。子供から大人になった私の本当に沢山の、複雑な思いをリンちゃんに沢山投影して演じています。
POP!は映画館のスクリーンで観ることを計算しながら、作品を作ったと監督・脚本の小村さんがおっしゃっていました。本当にその通りで、映画館で観る事でよりこの作品の魅力を感じていただけるのではないかなと思っています。
このようなご時世ですがどうぞPOP!をよろしくお願いします。
三木聡(映画監督)コメント
ハートだか尻だか判然としない。どっちでもいいが、どっちでも良くはない。それが全てなヒロインの日常にズレとスキマ。そんな映画。ある種のズレがグルーヴを産み、ある種のスキマが日常の表層の奥にある真実をさらけ出す。そんな映画。今まで触ったことのないおかしみが存在し、意識したことすらない感情が表沙汰になる。笑えるほど酷い話ですわ。とにかく、ヒロインがずっと目が点。こんな映画初めてだす。
二宮健(映画監督)コメント
チャリティーサポーターを務める少女の日常に潜む、不寛容な地獄めぐりをコーエン兄弟の初期衝動のような、奇想天外でシニカルな眼差しで描き切っている。POP!が魅せる新たなストレンジワールドを、思いっきり楽しんで!
長尾謙一郎(マンガ家)コメント
毎日、目の前の展開される「現実」と呼ばれるものが、夢か現実かはたまた映画なのか? 誰も証明できないわけで。
ならばpop!に生きなきゃね。
せきしろ(作家・俳人)コメント
やるべきこととやらなくてもいいこと。話すべきことと話さなくてもいいこと。笑うことと泣くこと。その両者の間にある曖昧な部分。まるで夜でも朝でもない午前4時のような時間。そんな時間が好きだったことを思い出させてくれた。
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小野莉奈が子供と大人の狭間でもがくシニカルコメディ「POP!」12月公開(動画あり) https://t.co/lc1pL2CTaG