「ファスト映画」新たに2名を検察庁に送致、ナレーション担当者も著作権法違反の疑い

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「ファスト映画」と呼ばれる違法な動画に関与したとして、宮城県警察本部と塩釜警察署は7月7日、関東在住の男性2名を仙台地方検察庁に送致した。

ファスト映画は映画の映像や静止画を無断で使用し、字幕やナレーションを付けてストーリーを解説・紹介する10分程度の動画。短時間で内容がわかることから「ファスト映画」や「ファストシネマ」と呼ばれている。海賊版対策などを行うコンテンツ海外流通促進機構(CODA)の調査によると、この1年で少なくとも55の違法アカウントが確認されていた。

6月23日には、ファスト映画をめぐる初の事例として、容疑者3名が著作権法違反の疑いで逮捕された。容疑者は、東宝が著作権を有する「アイアムアヒーロー」ほか2作品および、日活が著作権を有する「冷たい熱帯魚」ほか1作品を無断で10分程度に編集してYouTubeにアップロードし、広告収入を得ていた。

今回新たな関係者2名が、著作権法違反の容疑で検察庁に送致された。すでに逮捕されている3名以外に、ナレーションを担当した者などにも、共謀して著作権侵害に関わっていた疑いが掛けられている。

なおCODAは、この発表にあたり「一連の報道後、チャンネルを削除したり、ファスト映画の投稿を削除したりするアカウントが相次ぎました。CODAでは引き続き、悪質なアップローダーを国際執行手続きにより特定するなど、著作権が適正に保護されるための取り組みを進めてまいります」とコメントした。

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