アニメーション映画「
収録を終えたばかりだという杉田、花江、森久保。森久保は「まず3人で顔を合わせた瞬間に『どういうバランスでいく?』と。森川さんが先に収録を終えていたので、そのお芝居が本当にいい指標になりました。1人だったらどうやってキャラクター作りをしたらいいか悩んだかもしれないですね」と振り返る。
続く花江が「パグゾウは弟分なので、かわいげのある高めのトーンにしました。家で考えていた方向性と同じでしたが、杉田さんと森久保さんは難しかったと思う」と言うと、森久保は「スタジオに入って『マルちゃんはお母さん』というキーワードをもらった瞬間に、頭の整理ができました。スタジオでイメージが完成したという感じでしたね」と臨機応変な対応を語る。
杉田は「ちゃんと役のすみ分けをしないと、“かわいい”というカテゴリーから抜け出せなくなってしまう。なので、ヨースケのキャラクターの説明をちゃんと受けようと思いました」と述懐。当初は“部活の後輩”感を出そうと考えていたそうで「声が高く細くならないようにと思っていたんですが、現場では『かわいらしくてやんちゃに』と言われて……」と予定が変わったと話す。そして当初考えていた声色でセリフを言うと、松本から「全然、後輩って感じじゃないじゃん!」とツッコまれ、会場に笑いが起きた。
猫の保護活動を手伝っているという浅野は、原作について「絵本の中では『飼う』じゃなく『一緒に暮らす』という言葉が使われていたのが印象的です」とコメント。「子供たちもペットというより家族、兄弟という気持ちがワンちゃんたちに対して芽生えるんだろうなと思いました。そういうこだわりが全ページに一貫してありましたね」と続けた。
イベントでは、犬や猫とのエピソードトークも展開。森川は「ラブラドールのアクセルという犬を飼っていたんですが、彼にトラウマを作ってしまいまして。ベランダが好きだったので、よく日光浴をさせていたんです。ある日近くのコンビニへ買い物に行っている間にものすごいゲリラ豪雨になりまして、急いで戻ったらアクセルが固まっていた。それ以降、雨が大嫌いになってしまいました」と懺悔。「散歩に行こうとなっても、玄関を開けて雨が降っていると、部屋に戻って行ってしまって……」と述べた。
「犬に助けられたことがたくさんあるので、恩返しのつもりでナレーションをやりたいと思った」と話したのは、ぼく役としてナレーターを担った松本。「犬に育てられたといっても過言ではないんですよ」と前置き、「昔、親に怒られて外に出されたときに、飼っていた大きな犬の犬小屋に入ったんです。泣いていたらなめてくれて、そのまま寝てしまった。そうしたら親が『うちの子がどこかへ行ってしまった。家出か連れ去りか』と心配して、警察を呼んでしまったんです」と笑いながら明かす。また3歳頃、松本が川のほうへ向かって歩いて行くと、飼い犬に背中をくわえられて止められたと言い、「犬から犬と思われてたんですね。今でも会話ができると思っています」と深い愛情を垣間見せた。
荒川眞嗣が監督を務めた「リクはよわくない」は、10月全国ロードショー。
miDumo🍣録音技師,MAミキサー @miDumo
「リクはよわくない」アフレコを杉田智和が回想、松本梨香は犬に「犬だと思われていた」(写真14枚) https://t.co/RljTIxYYMq