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本作は、高校時代に何者かが黒板に描いた相関図によって日常が暗転した暁人と絵莉子が、7年後に再会して“消したい記憶”を塗り替えようともくろむさまを描く青春ミステリー。暁人役の井上は主演ドラマ「ウルトラマンタイガ」の撮影後すぐ本作にクランクインしたと振り返り、「今より知らないことが多すぎて。映画ってこんなにキツいんだと必死で過ごした8日間でした」と当時に思いを馳せた。
同級生・井葉役の萩原は「男子は全員(ホテルの)大部屋に泊まって、学校のシーンが終わるとみんなでワイワイしていたんですけど、井上くんは夜の撮影もあるから帰りが遅いこともあって。申し訳ないなと思いつつ楽しく過ごしました(笑)」と回想しつつ井上をねぎらう。絵莉子役の木下は「インパクトのある登場シーンなので、自分でもやっていてスッキリしました! 楽しみにしていてください」と観客の期待をあおった。
キャスト陣はタイトなスケジュールながらも撮影の日々を楽しんだようで、思い出話に花を咲かせる。中でもムードメーカーとして満場一致で名前が挙がったのは萩原。共演者たちから「めちゃくちゃおしゃべり」といった証言が続く中、井上は「翌日にセリフが多くて大変なシーンを控えてるとき、利久くんがハイになっていて(笑)。自分も大変なのにちょっとでも楽しく過ごせるようにしてくれているのかなと思って、いい一面が見れました」と感謝。そんな萩原が隣でクールに振る舞う柾木を名指して「現場での玲弥くんは今と全然違う。僕だけうるさいみたいになっているけど張り合うくらいしゃべってた!」とバラすと、柾木は観念したように「……僕もうるさかったです(笑)」と言ってはにかんだ。
楽しげなキャスト陣を眺めながら、杉岡は「皆さん強烈な個性で演じてくださいました。よくぞここまでの逸材がそろったなと。本当にラッキーです」と満足そうに感想を述べる。最後に井上は「過去に向き合うことの大切さや、一歩踏み出すため背中を押してくれるようなメッセージ性のある作品です。ぜひ多くの方に共感してもらえたら」と呼びかけ、舞台挨拶を締めた。
「Bittersand」は6月25日より東京のシネ・リーブル池袋、アップリンク吉祥寺ほか全国で順次公開。
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井上祐貴、必死で過ごした8日間の撮影回想「映画ってこんなにキツいんだ」(写真14枚)
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