尾上松也がレオ様に惚れ込んだ作品語る、こがけんはアカデミー賞で「ミナリ」に注目

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「アカデミー賞授賞式直前パーティ!」が4月16日にWOWOW公式YouTubeチャンネルで生配信され、MCのビビる大木、ゲストの尾上松也こがけん津田健次郎、よしひろまさみちが出演した。

尾上松也

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賞に関するトークをメインに、好きな映画についても語り合う本番組。出演者たちはまず、アイスブレークとして思い出の映画や授賞式について話し始める。松也はレオナルド・ディカプリオが世を席巻していた中学時代を振り返り、「中学のとき初めてできた彼女と初デートで行ったのが『タイタニック』。当時は立ち見もOKだったので、3時間立ったままで……」と話す。“レオ様”のファンだったという当時の彼女より、いつの間にか自分のほうが惚れ込んでしまったと言い、「劇場で5、6回は観ましたね」と明かした。

津田健次郎

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津田は「ラ・ラ・ランド」に言及し、「登場人物2人が丘の上で踊るシーンだけで泣けてきちゃって、すごくよかった。これは作品賞いけるだろうと思ったんです」と回想。同年は「ムーンライト」が賞を獲得したことにショックを受けたそうで、「腹が立ちすぎて、絶対『ムーンライト』は観ないぞと。でも何年かして反省して観たら、めっちゃよかったんです……ごめんね……」と冗談交じりに述べた。

こがけん

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それを聞いたこがけんは「ラ・ラ・ランド」を「無声で観た」と話し、出演者たちを驚かせる。「映画館で音が流れなかったんです。封切りの日だったので、皆そういう演出なんだと思っていて、高速道路のダンスシーンが終わるまで誰も席を立たなかった。でも人物がしゃべっているのに誰も声が出てなかったのでそこで気付きました」と回想。「それで最初から観直したんですが、1度観ているので頭のシーンは全然感動がなかったですね!」と言って、笑いを誘った。

続いて、話題は今年のアカデミー賞における注目作へと移る。津田は「ノマドランド」を挙げ、「劇場で観終わってから立てなかったです。わかりやすいわけでもないし、大きな展開もないけど、ただただ沁みてくる」としみじみ。ビビる大木が「解決はしないけど時間は進んでいく、あとはあなた次第という映画が今年は多かったような気がします」とコメントすると、よしひろは「ここのところわかりやすさ至上主義のような作品が流行ってきています。ですがオスカーは芸術性を重視し、観る人たちに答えを委ねる作品を評価するというところによさがあると思います」と語った。

松也は「ファーザー」をチョイス。「ミステリー要素もあって、自分も認知症にかかってしまったような感覚に陥る構成。街で元気に歩いている若者を見ると、『この人たちの未来はどうなるのか、自分もそうなるかも』とふと考えてしまう」と思いを口にする。よしひろは「これはもともと舞台劇なんですが、その演出家が撮った初めての長編映画」「舞台でやっていることをそのまま持ってきたら退屈になってしまうので、飽きさせないように演出しているところが評価されている部分なんです」と解説した。

ミナリ」と回答したのはこがけん。前回の授賞式で、「パラサイト」が受賞したことに触れ「外国語映画枠に入るような1本が作品賞を獲るという異例の事態でしたから、今年はどうなるんだろうと。『ミナリ』はアメリカ映画ですが、監督は韓国系アメリカ人2世。出演者にも韓国系や韓国人が出ていますから、そのバイアスがどのようにアカデミー会員にかかるのか……」と分析する。

よしひろまさみち

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よしひろは「アメリカ人の間で一番受けているのは『ミナリ』なんです。これは、ほかの国からやって来た人が一旗揚げるというアメリカンドリームの話。アメリカのほとんどの人が体験していることだからこそ、感情移入が激しい」とコメント。「ヨーロッパから来た移民というストーリーはいくらでもあったんですが、アジアからという視点のものはそんなに作られていない。実際にはアジア系の移民はめちゃくちゃ多いので、今こそ作られなければいけなかった映画。アジアンヘイトの問題も盛り上がっているので、その反発もあって『ミナリ』を推す人も増えているのでは」と社会とのリンクについて指摘した。

ビビる大木

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またビビる大木は「マ・レイニーのブラックボトム」と答え、チャドウィック・ボーズマンを「観終わるまで、『ブラックパンサー』の方だとわからなくて。20歳より少し上くらいの若者に見えたし、めちゃくちゃかっこよかった」とたたえる。こがけんは、当時の時代らしく見せるためにエフェクトをかけることや、フィルム撮影を行わなかったことを称賛。「昔に起こったことなのに、現実で今起こっていることかのように感じられた。真逆の発想」と述懐した。

「アカデミー賞授賞式直前パーティ!」の様子。左からビビる大木、津田健次郎、尾上松也、よしひろまさみち、こがけん。

「アカデミー賞授賞式直前パーティ!」の様子。左からビビる大木、津田健次郎、尾上松也、よしひろまさみち、こがけん。[拡大]

最後によしひろは、作品賞の行方を予想。本命は「ノマドランド」、対抗馬は「ミナリ」、大穴は「シカゴ7裁判」と答え、「前哨戦の流れで予想し、順当だとこうなるしかないですね」と話す。また「短編部門のほうもBLM絡みのものがばっちり入っています。アジアンヘイトとBLMとは切っても切れない授賞式になる」と見込みを立てていた。

「生中継!第93回アカデミー賞授賞式」は4月26日にWOWOWプライムでオンエアされる。

生中継!第93回アカデミー賞授賞式

WOWOWプライム 2021年4月26日(月)8:30~
WOWOWプライム 2021年4月26日(月)21:00~(字幕版)

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