元刑事・佐々木成三が「21ブリッジ」の魅力を解説、「すべてが盛り込んである」

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チャドウィック・ボーズマン主演作「21ブリッジ」の特別映像がYouTubeで公開された。

「21ブリッジ」ポスタービジュアル

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本作は、警察官だった父を殺害された過去を持つ刑事、アンドレ・デイビスが主人公のクライムアクション。警官殺しの犯人を追い詰めるため、ニューヨーク・マンハッタン島に架かる21個の橋を封鎖する姿が描かれる。ブライアン・カークが監督を務め、シエナ・ミラー、テイラー・キッチュ、J・K・シモンズもキャストに名を連ねた。

佐々木成三

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この映像は、元・埼玉県警察本部刑事部捜査第一課の佐々木成三が「21ブリッジ」の魅力を語るもの。佐々木は、舞台を日本に置き換えた場合の難しさを「事件捜査で東京近県につながる橋を全て封鎖したことはないですし、リアルで言うとそこまで警察官の数が追いつけないというのと、短時間ではできない」と伝える一方、「事件の実況見分のため一時的にレインボーブリッジを止めた事例はある」と過去の例を紹介する。そして「指揮がしっかりしていて警察官が能動的に動いてるような、『絶対捕まえてやるぞ』という強い意識があったからこそできたこと」と、劇中に登場した刑事たちの信念の強さに触れた。

「スピード感、アクションと刑事(もの)としてはすべてが盛り込んである」と本作に太鼓判を押す佐々木。彼は「一番インパクトがあったのは、まわりの警察官がたくさんいる中(アンドレが)歩いていくシーン。『なんのために俺は今まで刑事をやっていたんだ』というのが表情に表れていた」とボーズマンの演技を称賛した。

「21ブリッジ」は、4月9日より全国ロードショー。

なお「21ブリッジ」のトークイベントが、本日4月5日20時からナタリーの公式YouTubeチャンネルで生配信。映画ライターの斉藤博昭、よしひろまさみちが、ボーズマンの魅力や本作の見どころを約1時間にわたって解説していく。

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