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本作は魏・呉・蜀の興亡をまとめた「三国志」を新たな解釈で描くアクションコメディ。大泉が仁徳と義を重んじる蜀の武将・劉備玄徳を演じたほか、蜀を導く天才軍師・諸葛亮孔明にムロ、呉の最高司令官・周瑜に賀来、劉備の臣下である武将・趙雲に岩田、大国・魏の礎を築き上げた曹操に小栗がが扮した。
この日は魏、蜀、呉の三国キャストが初集結し、東京タワーを背にした都内某所で公開前夜を祝福した。ドラマ「大恋愛~僕を忘れる君と」で共演した戸田恵梨香が松坂桃李と結婚したことを受け、ムロは「この映画の公開に合わせまして先ほど18時に結婚を発表させていただきました。これからどんどん幸せになろうと思います」と自身が結婚した体で挨拶。これに大泉は「あんたじゃないでしょう」と冷静に訂正し、ムロは仕切り直して「戸田恵梨香さん、結婚おめでとうございます」とお祝いの言葉を投げかける。
本作のプロモーション初参加の小栗に、大泉は「なかなか旬ちゃんが忙しくて来れない。でも来たら来たで小栗旬の映画に見えちゃう。やっぱり呼ぶんじゃなかった。旬ちゃんの“俺の映画感”が半端ない」とぼやき節。小栗の参加を待望していたというムロも「2ショットも洋さんと旬ちゃんになっちゃうから。今まではずっと洋さんとムロだったのに」と配信カメラの切り取り方にイチャモンを付ける。小栗は「来れてよかったですよ。大泉さんはかなりお久しぶり」と安堵の表情。「撮影ではこちらにいらっしゃるキャストの皆さんとは誰にも会ってない。だから映画を観て、みんなこんなことしてたのか!と驚きましたね」と続けた。
福田組初参加の岩田は「本当に刺激的な現場でした。コメディ自体初めてのチャレンジ。すごく難しかったんですが、現場で共演者の皆様に助けていただきながら楽しみました」と回想。ムロは「難しいと感じている人の間の取り方ではなかった」とコメディにおける手腕を褒め、大泉も「必ずバックライトとスモークを背負って出てくる。岩ちゃんが出てくると撮影が押すんですよ。明かりを作るのに時間がかかるから」と笑い混じりに振り返った。
韓国、台湾、香港での配給も決まっている本作。この決定に大泉は「この映画に関してはあんまり喜んでいない」と冗談交じりに述べつつ「どうしてこの映画を買ったのかな? もっと違う映画で買ってほしかったな。“探偵”とかね。これを観て日本の映画って全部こうだと思ってほしくない」とぶっちゃけ笑いを誘う。賀来も「ちょっとこれでいいのか不安です(笑)。だからこそアジアの方々の反応が楽しみ」と続け、福田は「俺は(海外では)ダメなもんだと思ってた」と笑った。
この日は韓国と香港の配給会社も現地からイベントに参加し、キャスト陣と交流した。大泉から「うわさではこの映画を観る前に配給を決めたと聞きましたが……」と聞かれた韓国の担当者は「福田監督と豪華キャストの皆さんが映画を作ったと知って買わずにはいられませんでした。韓国でも福田監督の作品はとても人気があり、個人的にもファンです」と回答。その後、映画を鑑賞したそうで「人生で観た映画の中でベストに面白かった」と絶賛のコメントを寄せる。また「韓国で公開されるときには皆様をぜひ韓国に招待したい」と語った。
日本と同じく、明日公開を迎える台湾。現在世界最速のワールドプレミア試写会が開催されており、会場への中継が行われた。大泉は台湾名で挨拶しながら「日本でも明日公開ですから世界で初めて台湾の皆さんに観ていただくことになります。三國志は中国のお話ですから、皆さんのほうが身近かもしれません」と呼びかける。新解釈の描写が怒られる可能性を不安視する大泉は「あくまで福田雄一さんが考えた“新解釈”ですから、史実とは若干異なるかと思います。考えたのは福田監督で、勝手にアドリブを入れたのはムロくん」と責任逃れの雰囲気を匂わせ、会場の笑いを誘った。
「新解釈・三國志」は明日12月11日より全国ロードショー。
しゅん🌗 @NIKKISHUN
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