「こまねこ」もドワーフスタジオも作る気満々!新作アニメの撮影現場に潜入

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ドワーフによる「こまねこ」新作ショートアニメの撮影現場に、映画ナタリーが密着した。

「こまねこ」新作ショートアニメの撮影の様子。

「こまねこ」新作ショートアニメの撮影の様子。

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「どーもくん」やNetflixオリジナルシリーズ「リラックマとカオルさん」などストップモーションアニメの制作で知られるドワーフ。このたびの映像は、ドワーフが日頃の感謝を込めて贈るグリーティングムービーで、物作りが大好きな猫の女の子・こまちゃんが新作の絵コンテ作りに励むさまが描かれた。

「こまねこ」新作ショートアニメの撮影の様子。

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スタジオの一角には、天窓から光が差し込むこまちゃんの家のセットが。家の中にはミシン、8mmカメラなど彼女がこま撮りアニメの制作に使うアイテムが置かれており、机の上には絵コンテのほかにこまちゃんが大好きなコーヒー、ぬいぐるみの“ももはい”ことももいろちゃんとはいいろくんが並んでいた。

小道具を調整するストップモーションアニメーターの峰岸裕和。

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「こまねこ」新作ショートアニメの撮影の様子。

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ストップモーションアニメーターの峰岸裕和は、手元のモニタで写りを確認しながらこまちゃんの表情や体の向きを微調整し、ピンセットとテープを用いて小道具を机に置いていく。人形にケバ立ちがあるとアニメとして動かした際に風が吹いているように見えるそうで、こまちゃんの手に付いた細かな繊維はハサミで丁寧にカットされていた。映像をチェックする場面では、眉や目の形の違いでくるくると変わるこまちゃんの表情にスタッフから温かな笑いがこぼれる。

2003年に東京・東京都写真美術館の展示「過程を見せる展覧会。“絵コンテの宇宙ーイメージの誕生”」でお披露目された「こまねこ」。2006年には劇場長編アニメーション「こま撮りえいが こまねこ」として全国で上映が行われた。同シリーズは1秒24コマで構成されており、撮影できるのは平均して1日あたり5秒ほど。準備で1日が終わる日もあるという。

「こまねこ」新作ショートアニメの撮影の様子。

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原作・監督・キャラクターデザインを担当した合田経郎は「7年ぶりに倉庫からお家のセットを取り出してきました」と笑う。そして「監督とアニメーター、撮影や照明を担当する人、プロデューサー、美術を手伝ってくれる人のとってもミニマムな現場です」と本作の撮影を語った。

合田にとって「こまねこ」シリーズからの自らのテーマは“感情をどれくらい表現できるか”だそう。彼は「わーいと喜ぶ、しょぼーんと悲しむ、こらー!と怒るなど感情のピークはもちろん、うまく言葉にできない気持ちを人形で表現できたら。眉毛もまぶたもしっぽも、身振り手振りもすべて使って感情を表しています」と意気込み、「こまちゃんはずいぶん時間が経っているキャラクターだけど、彼女がもう1回何かをひらめいて作り出すところを描くことで、こまねこもドワーフも作る気満々でっせ!という感じが伝わるといいな」とグリーティングムービーに込めた狙いを明かした。

「こまねこ」新作ショートアニメはYouTubeで公開中。なおドワーフが運営するファンクラブ「dwarf2(ドワドワ)」の12月23日公開特別号に、こまちゃんが描いた絵コンテを紹介する合田のエッセイが掲載される。

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