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本作は、2019年7月に初演された舞台「無慈悲な光」を映画化するもの。人間でありながら人体実験の道具にされてしまうマウスと、科学者の葛藤が描かれる。AV女優8名が出演。全年齢向けの作品として製作される。
実験用マウスM02役のあべは「M02は私とは正反対で好奇心旺盛。初めて会った人ともすぐ仲良くなれる子です。普段とは違った私をお見せできると思います」と、M04役のAIKAは「私が演じる役は真面目でみんなへの愛が強い役です。そんなところを重点的に観てほしいです」とコメント。M01役の加藤あやのは緊張の面持ちで「M01はM02と仲良しで、穏やかな性格のマウスです」と紹介し、科学者役のつぼみは「舞台版の台本を読んだときに、すごく魅力的で、一瞬で好きになりました。よりパワーアップさせたものを多くの人に届けたいです」と意気込んだ。
「ワクワクしています」と切り出したM05役の本庄は「初めは我の強いキャラクターですが、徐々に優しい心を持ったマウスなんだというのがわかってもらえると思います」と述懐。M03役の山岸は「私が演じるのは協調性のある優しいマウスです。生きることと死ぬことに対して深く考えています。舞台のときは役に全然届かなかったので苦労した思い出があります」と振り返る。
科学者の助手を演じる栄川と医者に扮する加藤ももかは映画版で新たにキャスティングされた。栄川は舞台版を観劇していたことに触れつつ「この作品に参加することができてうれしいです。科学者、医者、マウスと助手がどう関わっていくのか注目してほしいです。揺れ動くキャラクターなので、人間味のある助手を作り上げたいなと思っています」と伝え、加藤は「マウスが生きたいと思うように医者は自分の任務をまっとうしたいと思っています。物語にメリハリをつけられるよう演じていきたいです」と抱負を語った。
あべが「映画になったことで、それぞれの表情を近くから撮影してもらえるのはいいことだと思います」と言うとAIKAも同意し、「セリフで語っていない部分もそれぞれの表情で見せたいですね。台本に書いていない部分も皆さんに伝えられるよう表現をしていきたいです」と真摯に語る。本庄は「舞台版のときは緊張していて演じることを楽しめなかったのが心残りになっていました。今回は自分がどういう気持ちでこのセリフを言っているのか深く考えながら、楽しくお芝居ができたらいいなと思います」と笑みをこぼした。
イベント中盤には本作のタイトルにちなみ“無慈悲だと思うこと”を登壇者が問われる場面も。AIKAは「AV女優という仕事に誇りを持っていますが、SNSなどで心無い言葉を目にしたりすると、無慈悲だなって……。同じ人間なのに。みんなそれぞれがんばっていると思います!」と言葉に力を込める。それを受けてカジは「僕はセクシー女優さんたちと、まったくエロくないものを作りたいという気持ちがあってこの映画の製作を決めました」と説明した。
キャストの印象を問われたカジはあべを「すごく真面目でかわいい」と、AIKAを「まっすぐで芯のある強い人」と、加藤あやのを「すごく緊張する人だけど、最後の最後は僕よりもやってくれる素敵な方」と、つぼみを「おっとりしているように見えるけど、僕が演出しても意見を変えずに突き通す強い人」と表現。また本庄を「芯が強い人。影ですごく努力してくれています」と、山岸を「私はすごくできますと全面的にアピールしてくる人(笑)。最後の最後でビシっと決めてくれます」と、栄川を「『私、こんなのできない!』と言いながらできてしまう人」と、加藤ももかを「演じるキャラクターを誰よりも捉えていて、真面目な人です」と分析する。そんなカジの話を女優たちは笑顔で聞いていた。
なお本作の支援を募るクラウドファンディングがCAMPFIREで開始予定。詳細は後日発表される。
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