ベトナム人技能実習生の苦悩描く「海辺の彼女たち」、東京国際映画祭で日本初上映

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藤元明緒の監督作「海辺の彼女たち」が、第33回東京国際映画祭のワールド・フォーカス部門に選出。日本で初上映される。

「海辺の彼女たち」ビジュアル

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「海辺の彼女たち」

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「僕の帰る場所」で知られる藤元の新作となる本作は、技能実習生として来日したベトナム人女性労働者たちの苦悩を描く作品。不当な扱いを受け職場から逃れた彼女たちが、ブローカーを頼りに新たな職を求めて雪降る港町にたどり着くさまを映し出す。日本・ベトナムが共同製作し、9月18日から26日にかけてスペインで開催された第68回サンセバスチャン映画祭ではワールドプレミア上映が行われた。

日本で暮らすミャンマー人家族の姿を描いた前作「僕の帰る場所」は、第30回東京国際映画祭アジアの未来部門で作品賞含む2冠を達成。藤元の作品が同映画祭へ出品されるのは2度目となる。なお今回の発表にあわせ、YouTubeでは特報も公開された。

第33回東京国際映画祭は10月31日から11月9日にかけて東京・六本木ヒルズ、EX THEATER ROPPONGIほかで開催。「海辺の彼女たち」は2021年に公開予定だ。

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(c)2020 E.x.N K.K.

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