サンローランのクリエイティブディレクターであるアンソニー・ヴァカレロが「さまざまな個性の複雑性を強調しながら、サンローランを想起させるアーティストの視点を通して現代社会を描く」というコンセプトでスタートさせたアートプロジェクト「SELF」。その第4弾として製作された「ルクス・エテルナ 永遠の光」は、2019年のカンヌ国際映画祭ミッドナイトスクリーニングで上映され、賛否両論を巻き起こした。
映画の舞台は、魔女狩りを描く映画の撮影現場だ。女優、監督、プロデューサー、それぞれの思惑が交錯し、現場は徐々に収拾のつかない混乱状態へと陥っていく。「ニンフォマニアック」の
予告はシャルロットとベアトリスが分割された画面の中で、火あぶりについて会話するシーンから幕開け。赤、緑、青の光が高速で明滅し、磔にされた2人が叫び狂う様子なども確認できる。混沌編と題したバージョンでは、カール・テオドア・ドライヤーが魔女狩りの横行する中世を描いた映画「怒りの日」の映像が引用された。ポスターには「ようこそ、混沌と狂気の撮影現場へ」というコピーが添えられている。
「ルクス・エテルナ 永遠の光」は特集上映「のむコレ2020」の1本として上映。なお配給は「光に対して敏感なお客様がご覧になられた場合、光の点滅が続くなど、光感受性反応による諸症状を引き起こす可能性のあるシーンが含まれております。ご鑑賞いただく際には予めご注意ください」と鑑賞上の注意を促している。
※「Lux AEterna」の「AE」はラテン文字の合字が正式表記
ギャスパー・ノエの映画作品
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トデス子'\ @todesking
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