駒井蓮と豊川悦司が共演する「
越谷オサムの小説を映画化した本作は、青森・弘前の高校に通う相馬いとを主人公とする物語。特技は津軽三味線だが、強い津軽弁訛りと人見知りのせいで本当の自分を見せられずにいるいとが、メイドカフェで働き成長していくさまが描かれる。いとを駒井、父親の耕一を豊川が演じ、「俳優 亀岡拓次」の
シングルマザーで“永遠の22歳”の先輩メイド・幸子を黒川、幸子と同じくいとの先輩メイドでマンガ家を目指す智美を横田が演じ、クールで謎めいたメイドカフェ店長・工藤に中島、怪しげな風体のオーナー成田に古坂が扮する。
黒川は幸子役に「とてもとても面白い役がきた! まずは、その印象でした。そしてじわじわ30代でメイド服か、、と。しかし想像以上に馴染むデザインの衣裳で可愛かったです」とコメントし、横田は「智美は感情が昂ぶると津軽弁が出てしまうところがあるので、それをいかに自然に出せるか、頑張りたいです!」と意気込みを語った。
中島は「僕は津軽メイド珈琲店の店長の役なので、メイドの皆さんとお客さんと素敵なメイド珈琲店作りを目指します。そして青森の景色とご飯!あと出会う人たち!にも期待しています」と述べる。青森県出身の古坂は「愛する地元青森が舞台の映画に出演できるなんて、何たる光栄!」と喜び、「若くして上京して東京生活が長いので、上手く青森弁が話せるか不安ですが……笑 こんな時だからこそ、皆さんの心に残る、笑顔になれる作品となるように、青森魂で撮影頑張ります!」とつづっている。横浜のコメントは下記に掲載した。
「いとみち」は2021年に青森で先行公開され、その後全国公開を予定。東北地方限定サイトHANASAKA!にてクラウドファンディングが実施されている。
黒川芽以 コメント
とてもとても面白い役がきた! まずは、その印象でした。そしてじわじわ30代でメイド服か、、と。しかし想像以上に馴染むデザインの衣裳で可愛かったです。シングルマザーの役は何故か多めなのですが、今回はそこに青森弁とメイド服。キャラが濃いめで、演じるのがとても楽しみですが、根本に母であること、母性をしっかりもっていることを大切にしながら作っていきたいと思っています。また所々セリフのやりとりにクスッとできる部分があるので、面白さも追求できたらなと思います。
津軽でのロケは初めてで、とても楽しみにしていますが、このご時世ですので、まず健康第一、細心の注意を払っていきたいと思います。しかしチームワークも特に大切な作品なので、その中での出来る限りのコミュニケーションはとっていきたいなと、そして、こんな中ではありますが、作品を通して津軽の魅力を知ったり伝えられたらいいなと思います。
横田真悠 コメント
脚本を読み終わったあと、心が温かくなって、うるっときたことを覚えています。この先も“いと”を近くで見守っていたいと感じました。智美は感情が昂ぶると津軽弁が出てしまうところがあるので、それをいかに自然に出せるか、頑張りたいです!
青森には今まで行ったことがないのですが、この時期の津軽はとても心地良さそうなイメージがあるので、青森の美味しい空気をたくさん吸いたいです!
中島歩 コメント
いとがとっても可愛らしく、くすくす笑える爽快な物語だなぁと思いました。
僕は津軽メイド珈琲店の店長の役なので、メイドの皆さんとお客さんと素敵なメイド珈琲店作りを目指します。
そして青森の景色とご飯!あと出会う人たち!にも期待しています。
古坂大魔王 コメント
愛する地元青森が舞台の映画に出演できるなんて、何たる光栄!
(横浜聡子監督は)青森出身の監督、更に女性監督というのは今までご一緒したことがないので、撮影が楽しみですし、一緒に仕事ができることを光栄に思っています。更に主演の駒井さんも初めてお会いするのですが、これまた同じ青森出身!
同郷同士、一緒にこの映画を、そして青森を盛り上げていければいいなと思います!
エンターテインメントの世界と言うのはライフラインではないので、皆の気持ちに余裕ができないと楽しんでもらえません。
しかし、そんな時だからこそ、エンターテインメントはものすごく力を発揮するものだとも思っています。
ねぶた祭が中止というのは非常に残念ですが、羽は一度縮んでから広がり、大空を飛んでいきます。来年から、そしてその先、この映画が青森と一緒に大空へ飛んでいくきっかけとなれれば嬉しいなと思っています。
頑張ります! エンターテイメント!
青森県民はもちろん! 全国の沢山の方に見てほしい!!
若くして上京して東京生活が長いので、上手く青森弁が話せるか不安ですが……笑
こんな時だからこそ、皆さんの心に残る、笑顔になれる作品となるように、青森魂で撮影頑張ります!
横浜聡子 コメント
黒川芽以について
黒川さんの明るさや美しい憂いが、深い人生経験があるからこその強さでメイドたちを引っ張っていく幸子の姿と重なりました。ご一緒するのは二度目で、今回は津軽弁を話すという難所もありますが、そこだけに縛られず、黒川さんの伸びやかなお芝居にまた出会えることが嬉しいです。
横田真悠について
見れば見るほど味わい深く最終的にはなぜか目が離せなくなる、単なる「可愛い」で収まらないあの豊かさは横田さんのどんな生き方から生まれたものなのか興味深いです。智美は物事を俯瞰し未来を見据えている人物ですが、横田さんの神秘性によりどう立体化されるのか、とても楽しみです。
中島歩について
ある種の生活感のなさというか、過去を簡単に他人に想像させない工藤店長でいてほしく、中島さんにお願いしました。多くを語らないけれど、その人がいるといないとでは空間が全く変わってくる存在。それに往年の映画スターの面持ちである中島さんを撮ってみたいなと前から思っていました。
古坂大魔王について
古坂さんは青森の土着感を持ちつつ、喋り方もルックも独自で居そうで居ないかたなので、「青森を舞台にした、映画というフィクションの世界」にまさにふさわしい人だと思いました。古坂さんの唯一無二の肖像は、この映画の中の成田の異物的な存在感をより強固にしてくれることと思います。
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