セレクトショップ・コレット最後の日々を記録した映画公開、カニエ・ウェストら出演

ドキュメンタリー「COLETTE, MON AMOUR（コレット・モン・アムール）」が、9月26日に公開される。

コレット・ルソーと娘のサラ・アンデルマンがフランス・パリで営んでいたセレクトショップ“コレット”。本作には、2017年12月、コレットが閉店を迎えるまでの日々が記録されている。メンズオンラインメディア・HIGHSNOBIETYと映像プロダクションLa Pacが共同プロデュースし、ユージ・ローソン＝ボディとイリアーヌ・ローソン＝ボディ兄弟がディレクターを務めた。映画には、カニエ・ウェスト、ファレル・ウィリアムス、Futura 2000、ヴァージル・アブロー、NIGO、阿部千登勢、VERBAL、片山正通らコレットのファンだった著名人が出演している。YouTubeでは予告編も公開中。

ユージ・ローソン＝ボディは「閉店のニュースを聞いてすぐに、コレットの最後の日々を記録しなければいけないという衝動にかられ撮影を始めました」ときっかけを明かし「このプロジェクトに対して自分の中で危機感がなくなり始めてきたときに、コレットとサラをどれほど尊敬しているかに気付きました。彼女たちがアートやカルチャーに注ぎ込んだすべてのこと、彼女たちが発信し続けたあらゆるジャンルのミックスカルチャーがどれだけ多くの人に影響を与えてきたか。また、多くのアーティストやクリエイターと同じように、カメラマンとして出入りしていた私もキャリアの転機を迎えることができたと思い出しました。イリアーヌと私は、コレットストアのストーリーを私たちの視点から伝えなければいけないということに気付いたのです。この映画は、伝説のコンセプトストア『コレット』とその創始者へのトリビュートなのです」と続けた。

そしてアンデルマンは「このドキュメンタリーを通して私と母の過ごした美しい時間を共有し、すでにコレットを訪れたことがある人にはそのときの体験を呼び覚まし、訪れることができなかった人たちには当時の様子を少しでも感じていただければと思っています」とコメントしている。

「COLETTE, MON AMOUR」は東京・WHITE CINE QUINTO（ホワイト シネクイント）で2週間限定上映。渋谷PARCO内の2Gでは、映画の公開を記念し、9月に限定ポップアップストアも展開される予定だ。