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ふくだの小説「えん」「ブルーハーツを聴いた夜、君とキスしてさようなら」をもとにした本作では、中年男性の殺人事件が発生した大阪の町でくすぶる高校生たちの青春が描かれる。「愚行録」の向井康介が脚本を執筆した。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、登壇者、観客、報道陣、スタッフが一定の距離を空けて進行した本日のイベント。過去の監督作「おいしい家族」でも松本とタッグを組んでいるふくだは「穂香ちゃんにどうしてもまたやってほしかった。なんでもやってくれるし、信頼しています」と語る。松本は、一緒にいることが多かったという中田との撮影を「お茶に行ったり、仲良くできました」と楽しそうに回想。高校生にして8人と付き合った経験を持つ琴子を演じた中田が「オフになるのが怖くて現場ではずっと琴子でいました。彼女は桁違いのテンションなので」と話すと、甲斐は「アッパーだったよね。撮影中に叫んだり」と笑いながら明かした。
一方で片山と金子は「太陽がなかった」「ずっと暗いところにいた」と声をそろえる。2人が演じるキャラクターは映画の暗い部分を担っているといい、金子は「作品の中でもだいぶ色味が違います」と説明。また小室と同様、サッカー部に所属する高校生に扮した甲斐は「ぺいくんとは韓国料理を食べに行きました」と撮影中の交流に触れる。
劇中には、高校生たちがショッピングモールでバンド演奏するシーンが登場。甲斐に「一番ノってたのは彼ですね」と言われた金子は「らしいです(笑)。楽しさや怒りを曲に乗せて爆発させるシーンだったので、すごく緊張感がありました」と感想を伝える。NITRODAYのボーカル&ギターとして活動する小室は「普段はあそこまでやらないので楽しかったです。(片山演じる)純さん、すごかったですね……」と述べ、片山を照れさせた。
イベントの終盤には、キャスト陣がそれぞれの青春時代を振り返っていく。金子は「悩みがまったくなかったです。今楽しければいいという感じでした」と述懐。軽音楽部に所属していたという小室が「誰もライブを観に来てくれなくて。みんなダンス部とか観に行っちゃうから……」とぼやくと、松本は「私は演劇部に入っていたんですが、視聴覚室でひっそりやったり。全然人が来なかったです」と共感を示し、「それでも一生懸命やっていました」と学生時代を懐かしんだ。
「君が世界のはじまり」は7月31日より東京・テアトル新宿ほか全国でロードショー。
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