本作では29歳でこの世を去った人気俳優ジョン・F・ドノヴァンの死の真相が、彼と11歳の少年ルパートが交わしていた“秘密の文通”を手がかりに紐解かれていく。ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のキット・ハリントンがジョン、「ルーム」のジェイコブ・トレンブレイがルパート、
メイキング映像にはドランが役者の演技を見て満足そうにほほえむ姿や、役者に自らアクセサリーを付ける様子などを収録。彼は「僕は映画制作の過程すべてに携わりたいと思っている。映画というのはさまざまな芸術の融合なんだ。衣装、セリフ、アングル、カメラの位置はすべて一体で、お客さんはすべてのものを感じ取ってる。だからすべてが切り離せない」とこだわりを語っており、「衣装は別格。本当は自分で作りたいくらいだよ」と話している。
ドランの作品に初めて参加したポートマンは「グザヴィエほどに独自の世界観を持っている人はなかなかいない。子役の子を持つ母サムを演じるにあたって、彼からサムの服装のイメージや、彼女が聴いている音楽が次々と送られて来たの。彼女の生きている世界を共有することができたわ」と振り返った。また撮影監督を務めたアンドレ・テュルルパンは「ある日の撮影には125人のエキストラがいた。でもグザヴィエは彼らの衣装やセットに納得していなかった。だから彼は『僕は間違ったやり方では撮りたくない。もう一度あとで撮ろう。きっとうまくやれる方法が見つかるはずだよ』と言ってエキストラ全員を帰したんだよ」と裏話を披露している。
「ジョン・F・ドノヴァンの死と生」は明日3月13日より東京・新宿ピカデリーほか全国でロードショー。
関連記事
グザヴィエ・ドランの映画作品
リンク
tAk @mifu75
ナタリー・ポートマンが初タッグのグザヴィエ・ドラン語る、メイキング映像も公開 https://t.co/bS64DyUtCV