ラッパーの
2011年に発表したファーストアルバム「神戸薔薇尻」で地方都市に生きるアウトローの半生を生々しく描き、批評家やリスナーから熱狂的な支持を集めた小林。本作では小林が抱える躁うつ病や隔離病棟での体験、障害者介護に従事する日常、信仰する宗教などをテーマにしたセカンドアルバム「かっつん」を発表するまでの6年間に、監督の
光永は「現実と虚構の境い目などとっくの昔に消失してしまったこの世界で、なおも力強く『真実』をラップする小林勝行は現代のドン・キホーテであり、このドキュメンタリーの“主演”に他ならない」とコメント。また、書籍「ヒップホップ・レザレクション」の著者である山下壮起は「『徹底した正直』によってすべてをさらけ出すことで、ラッパーたちは『徹底した生への肯定』を見出す。それがヒップホップという救いである。『寛解の連続』での小林勝行の姿もまた、そんなヒップホップの救いをありありと示している」と述べている。
光永惇 コメント
現実と虚構の境い目などとっくの昔に消失してしまったこの世界で、なおも力強く「真実」をラップする小林勝行は現代のドン・キホーテであり、このドキュメンタリーの“主演”に他ならない。
そんな騎士にときに共感し、ときに呆れつつもついて回る“監督”の僕はさしずめ従者サンチョ・パンサである。
「寛解の連続」が「ドン・キホーテ」遍歴の旅のように、ときに悲惨な目に遭いながらも末長く続いていくことを願う。
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ヒロシ @ganymedes1983
ラッパー小林勝行に密着したドキュメンタリー「寛解の連続」が公開(コメントあり / 動画あり) https://t.co/dwI85kPPsT
東京でも上映してほしいな