野口聡一が「星つなぎのエリオ」の世界へ行ったら？「枕を持っていきたい」

ディズニー＆ピクサー最新作「星つなぎのエリオ」の“大学生限定トークイベント”が7月23日に行われ、日本版声優の清野菜名、松山ケンイチ、野呂佳代、中谷（マユリカ）、野口聡一が登壇した。

同作では、宇宙が大好きなエリオが、さまざまな星のリーダーが集まる“コミュニバース”でエイリアンの少年グロードンと出会い、絆を深めていくさまが描かれる。日本版では川原瑛都がエリオ、佐藤大空がグロードンに声を当て、清野が両親を亡くしたエリオの親代わりになる叔母・オルガ、松山がグロードンの父でエイリアンの戦士・グライゴン、野呂がハイテクお助けコンピューターのウゥゥゥゥ、中谷がオルガの部下であり無線オタクのメルマック、野口が実在した天文学者・作家であるカール・セーガンの吹替を担当した。

会場となった東京の共立女子大学・短期大学の学生たちを前に登場したキャストたち。清野は「皆さんと楽しい時間を過ごせたらと思っています！」、松山は「グロードン、かわいかったっしょ。僕の息子！ 僕がお父さん！」と元気に挨拶する。野口は「皆さん、宇宙に行きたいかー!?」と呼びかけ、会場を盛り上げた。

イベントでは、本作を鑑賞した学生による感想がスクリーンに映し出された。野口が「私も映画を観て、心と心の絆を取り戻す、孤独であっても1人じゃないと気付くところが素晴らしいなと思ったので、皆さんの感想を見ると本質をついているなと」と感心していると、MCから「野口さんの講義を受けているよう」とコメントが。野口は「みんなに単位あげます！」と宣言した。お気に入りのキャラクターとしてグロードンの名前が挙がっているのを見た松山は「僕、グロードンの父親役でよかったです。鼻高々です。純粋で、フォルムも、しぐさも、声もかわいいですよね」と“親バカ”ぶりを発揮。続けて「やっぱり（佐藤）大空くんの力がすごかったですよね！ 動きに合わせた声が素晴らしくて」と称賛した。

エリオと同じように“人との違い”を感じることが多い時期でもある学生たちに向けて、清野は「好きなものがあって曲げずに走り続けるとエリオのように奇跡が起きるというのを見て、私も自分の学生時代を思い出しました。学生だからこそ挑戦できることもあるので、まっすぐ進んでいってほしい」とメッセージを贈る。野呂は「どんなに周りに人がいても、自分の考えをわかってくれなかったら孤独に感じてしまうと思います。そんなときに、俯瞰して自分を見てみるといろんな視点を知ることができるので、孤独を感じなくなると思います」とアドバイスした。

続いて、登壇者が学生からの質問に回答するコーナーを実施。「映画に登場する“コミュニバース”に何か1つ持っていけるとしたら？」という問いに対し、野口は「コミュニバースは普通の宇宙と違って重力がちゃんとありそうなので、自分に合った枕を持っていきたいです」と答える。「宇宙のような行ったことのない初めての場所で1人取り残されたらどうするか？」と尋ねられた中谷は「カッコいいこと言いたいですけど、助けてーって泣き叫ぶと思います」と述べ、笑いを誘った。

マデリーン・シャラフィアン、ドミー・シー、エイドリアン・モリーナが監督を務めた「星つなぎのエリオ」は8月1日に全国ロードショー。

映画「星つなぎのエリオ」日本版本予告