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コッポラはなぜ「地獄の黙示録」ファイナル・カット版を作ったのか

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フランシス・フォード・コッポラ監督作「地獄の黙示録 ファイナル・カット」の特別映像がYouTubeで解禁。あわせてコッポラのコメントが到着した。

コッポラが、1979年に発表した戦争映画「地獄の黙示録」を自ら再編集した本作。ベトナム戦争下、ジャングル奥地に自身の王国を築いた男カーツ大佐を暗殺する特命を受けたウィラード大尉の体験が描かれる。コッポラは公開当時を振り返り「この作品は戦争映画としてはかなり異色でシュールなものだった。奇妙な印象を受ける人もいたので、最初のバージョンは短く編集して異様に見えないようにしたんだ。でも数年後に観たとき、この映画は時代の少し先を行っていただけで少しもおかしくないことに気付いた。そこで、2001年の特別完全版では、カットしたあらゆるシークエンスをつなぎ合わせた」と述べた。

「地獄の黙示録 ファイナル・カット」では撮影時のオリジナルネガフィルムが初めて使用され、独自のIMAX DMR(Digital Media Remastering)技術によってデジタルリマスターが施されている。コッポラは「製作40周年を迎える2019年に、どちらのバージョンを上映するか聞かれたとき、私は自分が好きな新しいバージョンを作りたいと考えた。それは、1979年の劇場公開版ではカットされ2001年の特別完成版に使用した箇所をすべて修復し、私が重要だと思ったシークエンスだけを用いたものだ」とこだわりを明かした。

1980年2月16日に封切られた「地獄の黙示録」は、本日で日本公開40周年を迎える。このたび解禁された特別映像の中でコッポラは「『地獄の黙示録』を改めてお届けします。40年という年月を経て、最高の形にできました」とファイナル・カット版への自信をのぞかせた。

マーロン・ブランド、ロバート・デュヴァル、マーティン・シーン、ローレンス・フィッシュバーン、ハリソン・フォード、デニス・ホッパーらがキャストに名を連ねた「地獄の黙示録 ファイナル・カット」は2月28日より全国のIMAXシアターで期間限定上映。

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