ドニー・イェンは谷垣健治の自信の源「言うことを聞いていれば間違いない」

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スーパーティーチャー 熱血格闘」の舞台挨拶が本日12月29日に東京・シネマート新宿で行われ、アクション監督の谷垣健治が登壇した。

谷垣健治

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「スーパーティーチャー 熱血格闘」ポスタービジュアル

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ドニー・イェンが主演とプロデューサーを務める本作では、香港で最低の成績を記録する中高一貫校に赴任した元アメリカ海兵隊兵士の教師チャン・ハップが、自身の経験やテクニックで生徒たちの心をつかんでいくさまが描かれる。

谷垣健治

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ドニー・イェンと何度もタッグを組んできた谷垣。本作で初めて“アクション監督”としてクレジットされたことについてMCに尋ねられると「やってることは普段と一緒なんですよ(笑)」と明かし、「監督のカム・カーワイは、ドニーと作った『導火線 FLASH POINT』の助監督なんです。僕に気を使ってくれたんですね。忖度です」と笑顔で答える。いつもドニー・イェンから直接仕事のオファーを受けるという谷垣は「『お前、何やってんだ?』って聞かれて、疲れてるとパッと嘘が浮かばないときがあるじゃないですか。『予定は……』と口ごもっていると、ドニーが勝手にスケジュールを決めてるんですよ」と打ち明け、会場の笑いを誘った。

当初は別の作品で香港に呼ばれたと話す谷垣。「全然違う企画だったのに、気付いたらこの映画と『ファットドラゴン』(『肥龍過江(原題)』)を撮ってたんですよ」と裏話を披露する。MCから「そういうことは珍しいんですか?」と質問が飛ぶと、谷垣は「珍しくないですね(笑)。珍しいって言いたいけど、だいたいこんな感じです」とはにかんだ。

ビデオコンテの解説をする谷垣健治。

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イベント中盤には本作のビデオコンテがスクリーンに流され、谷垣は「実際の人間を使った絵コンテみたいなもんですね」と説明。ビデオコンテを作る場合と作らない場合の違いを問われると「『るろうに剣心』のときはショットリストだけ書いてあとは任せます。海外は言葉がうまく通じないこともあるので撮りますね」とコメントした。

続いて谷垣はドニー・イェンとの仕事について語る。「いろんなところで仕事をさせてもらってるけど、まずドニーは絶対僕らがやりたいようにやらせてくれるんですよ」と述べ、「ドニーと仕事をすると『今、世界でトップのアクション映画を撮ってるんだな』って自信をくれるんです。ほかの現場では僕らが役者にその自信をあげなきゃいけない。でも、ドニーとやってると『この人の言うことを聞いていれば、間違いはないよな』と思うんです」と思いを口にする。そして「僕らが自由にやりすぎても最終的にドニーがまとめてくれるんで、色々試せるんですよ」と力説した。

ユー・カンと突然ビデオ通話を始める谷垣健治(右)。

ユー・カンと突然ビデオ通話を始める谷垣健治(右)。[拡大]

イベントでは、谷垣が本作の出演者であるユー・カンとスマートフォンで突然ビデオ通話を始め、会場を大いに沸かせる場面も。さらにドニー・イェンと連絡を取ろうとするもつながらず、谷垣は残念がっていた。

「スーパーティーチャー 熱血格闘」はシネマート新宿ほかで公開中。

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椿原 敦一郎 @teamokuyama

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