横溝正史の小説をもとにした本作は、2つの名家が対立する閉鎖的な村・鬼首村で起きた連続殺人事件を巡るミステリー。加藤が2018年12月放送の「犬神家の一族」以来2回目の金田一耕助を演じ、根本ノンジが脚本、
これまで連続ドラマやスペシャルドラマで長きにわたり金田一に扮してきた古谷。金田一ドラマへの出演は48作品目となり、「悪魔の手毬唄」には1977年版、1990年版に続く3回目の出演となる。本作では、事件の捜査を金田一に依頼する岡山県警警部・磯川常次郎を演じた。
金田一ではないキャラクターを演じることに最初は戸惑いもあったという古谷。「年を重ね、今の自分が金田一のバディである磯川警部を演じたらどうなるのか次第に興味が湧いてきました」と出演を決めた理由を語っている。「長いこと演じてきたので金田一が体に染みついている」とも述べ、監督に「金田一」と呼ばれると体が勝手に反応してしまったエピソードも明かした。
「悪魔の手毬唄~金田一耕助、ふたたび~」は、12月21日にフジテレビ系「土曜プレミアム」でオンエア。加藤と古谷のほか、生瀬勝久、中条あやみ、小瀧望(ジャニーズWEST)、大野いと、大友花恋、菅野莉央、斉藤由貴、国生さゆり、有森也実、寺島しのぶがキャストに名を連ねた。加藤とプロデューサーの金城綾香によるコメントは下記の通り。
土曜プレミアム「悪魔の手毬唄~金田一耕助、ふたたび~」
フジテレビ系 2019年12月21日(土)21:15~23:25
古谷一行 コメント
オファーを受けたときの心境
金田一耕助ではないキャラクターを演じることに最初は戸惑いましたが、年を重ね、今の自分が金田一のバディである磯川警部を演じたらどうなるのか次第に興味が湧いてきました。ぜひやってみようかなと思いお受けしました。
現場でのエピソード
古い町並みや昭和の雰囲気が漂う素晴らしいロケ地ばかりで、ドラマの世界に入っていくための心の準備ができました。和やかで楽しい現場を過ごしていますが、監督に“金田一”と呼ばれると加藤くんより先に俺が反応しちゃって(笑)。長いこと演じてきたので金田一が体に染みついているんです。初日に3回、計4回反応してしまいました(笑)。
加藤シゲアキ演じる金田一耕助について
さらっと風のように現れ、風のように去っていく、その爽やかさがとてもいいですね。内容がドロドロしているから、金田一の爽やかさが物語においてとても大事なんです。そして加藤くんの若さが躍動感やダイナミックさを生んでいると思います。思い返せば、僕が最初に金田一を演じたのが33歳の時だったので、今の加藤くん(32歳)とほぼ同じ年だったんですね。
視聴者へのメッセージ
究極の悲劇を描く切ない物語ですが、金田一と磯川が事件の真相にどうやってたどり着くのか。金田一の名推理で、最後の謎解きをどうやって納得させるのか、そのあたりが見どころになっていると思います。
加藤シゲアキ コメント
古谷さん演じる磯川警部は、“この人のためなら頑張れる”と思わせてくれる信頼に厚い人物です。そして、ラストシーンの磯川警部の背中がとても哀愁を帯びていてグッとくるものがあります。金田一と磯川警部がアイコンタクトを送りあうシーンは友情や信頼感が通い合っていて、そんな二人のバディ感にも注目していただければうれしいです。
金城綾香 コメント
磯川警部を誰に演じていただきたいか、そう考えたときに、いの一番に思い浮かんだのが古谷一行さんでした。自分が幼少のころから見てきた金田一耕助は、古谷一行さんでした。断られる覚悟でオファーをさせていただきましたが、この度ご一緒できて、本当に光栄です。新旧金田一そろい踏みの今作が、誰も見たことのない化学反応を見せてくださいます。古谷さんが、金田一の世界で新しく演じられる磯川警部を、日本国民皆様に楽しみにしていただきたいです!
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