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「ゴーストマスター」監督がシッチェスの熱気を経験、上映は「クレイジーな枠」

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第52回シッチェス・カタロニア国際映画祭に参加したヤング ポール。

第52回シッチェス・カタロニア国際映画祭に参加したヤング ポール。

三浦貴大と成海璃子がダブル主演を務める「ゴーストマスター」が、スペイン現地時間10月13日に幕を閉じた第52回シッチェス・カタロニア国際映画祭に正式出品。監督のヤング ポールが参加した。

本作は、“壁ドン”に悩む主演俳優のせいで撮影が止まったキラキラ青春映画の撮影現場を舞台に、事態の収束を任された冴えない助監督・黒沢明の姿を描いたホラーコメディ。身も心もボロボロになってしまった黒沢の鬱屈した感情は、悪霊を呼び寄せ、しまいには彼が書き上げた脚本に憑依してしまう。

ホラーやSFといったジャンル映画に重点を置いた世界3大ファンタスティック映画祭の1つに数えられる同映画祭。「ゴーストマスター」は、ポール曰く「深夜1時から朝8時までぶっ続けで上映するというクレイジーな枠」というミッドナイトエクストリーム部門の1本として上映された。

ポールは会場の様子を「舞台挨拶のために深夜のシッチェスの街をテクテク歩いていると、劇場の前にかなりの人だかりが。熱海的なこの街で、映画を見るために深夜集まった観客たちの熱気がすごい」と振り返る。そして舞台挨拶には同じく日本から出品された「シグナル100」の監督である竹葉リサとともに登壇。ポールが映画祭のシンボルマークであるゴリラのマネをして登場すると、客席も「ウオオオオ!!」と盛り上がったという。

その後の上映については「拍手とともに始まった。笑うときには大きく笑い、ホラーな場面ではどでかい叫び声。映画の序盤、とある重要なシーンでは叫びと笑いと拍手と『YEAH!!!!』が混じり合った特大の反応……」と語るポール。さらに企画が始まった3年ほど前を思い返し「遠く離れたスペインの港町で深夜自分が監督した映画が上映され、こんなに多くの人に喜んでもらえたことに、劇場の隅で観ていた私はじんわりと感動しました……」と感無量のコメントを残している。

また映画祭の副ディレクターを務めたマイク・ホステンは、本作について「ホラーマンガ、ホラーアニメ、Jホラー、そしてJスプラッターを愛するすべてのホラーファンに向けたホラーブレンド作品。日本ホラー映画界にニューウェーブを巻き起こす新人監督・ヤング ポールが、超自然とグロテスクを見事に融合した強烈な映像体験を誕生させた」と絶賛のコメントを寄せた。

「ゴーストマスター」は12月6日より東京・新宿シネマカリテほか全国で順次ロードショー。

(c)2019『ゴーストマスター』製作委員会

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