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映画の撮影現場が舞台の本作は、“壁ドン”に悩む主演俳優のせいで撮影がストップし、事態の収束を任された助監督・黒沢明の姿を描くホラーコメディ。今回「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2019(カリコレ2019)」のクロージング作品として上映された。
「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2016」で準グランプリを獲得したことが製作の発端となった本作。MCを務める映画ライター・村山章が応募への経緯を尋ねると、ヤングは「締め切りの前の時期が暇だったかつ、鬱憤もたまってて何か出したいという気持ちが高まっていました。2つ書いたうちの1つが通りましたね」と答える。また、撮影現場での実体験が小ネタとして盛り込まれていると述べ「撮影現場って普通じゃない人が多すぎるんですよね。面白い人がいるなと思ってたので、彼らをキャラにしたら面白いだろうなと」と登場人物にモデルがいることを明かした。さらに「最初は壁ドンじゃなく、低予算ホラーを作る話だったんです。目の前で心霊現象が起こっても、彼らはホラーのプロなのでまったく信じずに『誰が仕込んだんだ』みたいになって、大惨事に発展していくというものでした」と裏エピソードも飛び出す。
本作に数多くの映画オマージュが盛り込まれていることについて、楠野は「(ジョージ・A・)ロメロと(トビー・)フーパーが相次いで亡くなったのがすごく大きくて。劇中で三浦貴大さんが『フーパーに謝れ…』と言うセリフがあるんですが、あれは僕の心の叫びです」とセリフ誕生のきっかけを述べる。「僕自身が自身に対して思ってることでもあるし、お前のやってることでフーパーに顔向けできんのかと。背中を押してもらったというか、しっかりしろと言われた感じがします」と感慨深げだった。
イベント終盤には、黒沢の上司となる監督役で出演した
「ゴーストマスター」は12月6日より新宿シネマカリテほか全国で順次ロードショー。なお本作は韓国で開催の富川ファンタスティック国際映画祭、スペインで行われるシッチェス・カタロニア国際映画祭に正式出品される。
※動画は現在非公開です。
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