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キラキラ青春映画の撮影現場を舞台とする本作は、“壁ドン”に悩む主演俳優のせいで撮影がストップし、事態の収束を任された助監督・黒沢明を主人公とするホラーコメディ。黒沢役の三浦は、役名が黒澤明と同音異字であることから「名前が重いな……」とこぼし、「とんでもない名前の役をいただいてしまったなという思いと、仕事ができない助監督の役なのでどう(黒澤明)ご本人に顔向けすればいいのかと思っていました。ですが、映画愛のあるキャラクターなので、その部分を前に前に出して演じました」と語る。
黒沢が憧れる女優・渡良瀬真菜を演じた成海は、本作で挑戦したアクションシーンの感想を問われると「たくさん練習したので、過酷でしたけどいい思い出です。注目してほしいシーンです」と語る。黒沢らが撮影していた映画の主演俳優・桜庭勇也役の板垣は、劇中で顔に特殊メイクを施していたことに触れられると「めっちゃかゆかったです! 初めて特殊メイクをしたんですけど、鏡を見て『やっべえな』と思いました」と苦笑。撮影中は特殊メイク後の姿のままで過ごすことが多かったため、板垣は「(共演者に)顔を忘れられてしまっていました。でも、それぐらいあのメイク後の顔に愛着を持ってくださっていたということですよね」と前向きに捉えていた。
撮影での思い出を問われると、三浦が板垣のある姿についてエピソードを紹介。「CG加工のために、瑞生くんが青い全身タイツを着ていたんですよ。でも、普通に歩いてくるとブレちゃうので、レールに乗った青い瑞生くんがスーッと平行移動していたのは面白かったですね(笑)」と語り、その様子を「ドラえもんの怖いやつ」と表現して観客を笑わせる。ヤングが「あのとき板垣くんもドヤ顔で現場入りしてきたよね。『ひとイジり欲しいんやでー』っていう顔だったから、なるべくほっとこうと思ってたけど」と振り返ると、板垣は「イジられ待ちでした」と正直に告白した。
ここで、本作がイタリアの映画祭「Be Afraid Horror Fest」で、もっとも印象的なゴアシーンがある作品に贈られる特別審査員賞を受賞したことが発表される。賞状を受け取ったヤングは「素朴にうれしいです。撮る前は期待感と一緒に作品がどうなっていくのかという不安もありましたので、大変な撮影も乗り越えて、こうして評価されることはうれしいです。イタリアの皆さん、ありがとうございます」と笑顔に。最後にヤングは「単純なホラー映画ではなく、コメディやSF、青春、恋愛などいろんな要素が入っています。それらのどれかを皆さんに楽しんでいただけたら、うれしいです」と本作をアピールした。
「ゴーストマスター」は12月6日より全国で順次ロードショー。
※記事初出時、キャラクター名の表記に誤りがありました。お詫びして訂正いたします
※動画は現在非公開です。
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