本作の原作は、小松左京の小説「日本沈没」。発表と同年の1973年と2006年に映画化されたほか、これまでにテレビドラマやラジオドラマ、マンガ化もされた。
初のアニメ化となる本作の舞台は、2020年の日本。“ごく普通の家族の物語”を通して、日本が沈みゆく中で究極の選択を突きつけられた人々の現実と再生がつづられる。あわせて公開されたティザービジュアルには、主人公の歩と剛が崩壊した都市の中で前に踏み出そうとする様子が描かれている。
「DEVILMAN crybaby」以来2作目のNetflixオリジナルアニメシリーズとなる湯浅は「国ってなんだ? 日本人ってなんだ? 生まれた場所とそこの環境で何が決まるの? 決まらないの? 子供の頃に疑問に思った自分へ答えるべく、このビッグタイトルへ挑みます!」と意気込む。小松左京の次男・小松実盛は「世界中の人々に、日本が誇るアニメーションの手法を駆使した作品として楽しんでもらうと同時に、物語に込められた“災害への警鐘”と“危機を越え未来を切り拓く”というメッセージを受け取っていただければ幸いです」とコメントを寄せた。
なお音楽は、これまでも湯浅とタッグを組んできた牛尾憲輔が担当。脚本は吉高寿男、キャラクターデザインは和田直也、アニメーション制作はサイエンスSARUが手がける。
湯浅政明 コメント
国ってなんだ? 日本人ってなんだ? 生まれた場所とそこの環境で何が決まるの? 決まらないの?
子供の頃に疑問に思った自分へ答えるべく、このビッグタイトルへ挑みます!
オリンピックイヤーに起きた、国家の存亡にかかわる天変地異の中を避難する一つの家族と、たまたまそこへ居合わせた人たち、出会う人々にフォーカスし、大災害の顛末を描きます! ご期待ください。
小松実盛 コメント
アニメ「日本沈没2020」は、これまでの「日本沈没」から派生した劇場版映画、テレビドラマ、コミックとは全く異なる点があります。
地殻変動の詳細や政府の対応、海外からの支援も何もかもがわからない目隠し状態に投げ出されてしまった、令和の時代に生きる等身大の日本人一家に焦点が当てられているのです。
小松左京が「日本沈没」に込めた──“恐るべき危機を乗り越え生き残った日本人だからこそ、人類社会が直面する様々な危機への解決に貢献でき、世界で見直され、未来に特別な役割を果たせる”という想い。
「日本沈没2020」を、世界中の人々に、日本が誇るアニメーションの手法を駆使した作品として楽しんでもらうと同時に、物語に込められた“災害への警鐘”と“危機を越え未来を切り拓く”というメッセージを受け取っていただければ幸いです。
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