借金50億円から再起を図る…AV監督・村西とおるのドキュメンタリー、完全版公開

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AV監督・村西とおるのドキュメンタリー「M/村西とおる狂熱の日々(完全版)」が、11月30日に公開される。

「M/村西とおる狂熱の日々 完全版」ポスタービジュアル

「M/村西とおる狂熱の日々 完全版」ポスタービジュアル

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片嶋一貴が監督した本作は、山田孝之主演「全裸監督」のモデルとなった男であり、前科7犯、借金50億円、米国司法当局から懲役370年を求刑された“AVの帝王”こと村西に迫るドキュメンタリー。村西が50億円の負債から再起を図るため、1996年の北海道で4時間超えのVシネマとヘアヌードビデオ35本の撮影を同時敢行した当時のメイキング映像と、現在のコメントで構成されている。片岡鶴太郎西原理恵子、高須克弥、玉袋筋太郎、松原隆一郎、宮台真司も出演した。2018年10月に東京・なかのZEROホールで1度だけ上映された作品を再編集し、今回は「完全版」として劇場公開する。

「M/村西とおる狂熱の日々(完全版)」は東京・テアトル新宿、丸の内TOEIほか全国で順次公開。

※「M/村西とおる狂熱の日々(完全版)」はR15+指定作品

村西とおる コメント

お待たせしました、お待たせしすぎたかもしれません。
本作品は今から23年前の1996年、7月20日から8月3日までの2週間、北海道で行った撮影の日々を収録したドキュメンタリーです。
収録映像は当時のベータテープ、120本に及ぶ膨大な量でした。撮影当時の私は、まさしく「火の車」状態にありました。4年前に50億円の負債を抱えて倒産し、ニッチもサッチもいかない状況に追い込まれていたのです。しかし、「このまま終わってたまるか」との思いもありました。倒産して味わった屈辱の日々が、「今に見ていろ」の闘志を掻き立てたのです。
北海道の短い夏が大好きです。散る花の儚さにも似て、7月20日から月末までのたった10日間の短い季節の命のいぶきに魅せられます。本作にはそんな美しい北海道の夏の知床五湖を訪ね、収録したシーンがあります。この世で見たものの中で我を忘れるほどに最も美しい景色でした。一行が函館空港に降り立った時はアトランタオリンピックが開催された翌日のことでした。ようやく撮影の全日程を終えて、釧路空港から機上の人となって新聞を開くと、奇しくもその日はオリンピックの最終日でした。短い夏とともにオリンピックも終わりを迎えた、今となっては「夢、幻のごとき」23年前の出来事です。
最後に、このドキュメンタリー作にお忙しい中にわざわざご出演くださいました俳優 / 画家の片岡鶴太郎氏、漫画家の西原理恵子氏、高須クリニック院長の高須克弥氏、浅草キッドの玉袋筋太郎氏、東京大学名誉教授 / 社会経済学者の松原隆一郎氏、首都大学東京教授 / 社会学者の宮台真司氏に心より感謝申し上げる次第でございます。

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(c)2019 M PROJECT

読者の反応

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高達俊之|コンテンツやアニメの土台作り @mitarase

「人生、死んでしまいたいときには 下を見ろ 俺がいる」とは、本当に秀逸なキャッチコピー!

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