神尾楓珠、初主演の心境は?ドラマ「主人公」現場レポ、長谷川慎の役は“ミステリー”

4

6889

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 1082 5729
  • 78 シェア

神尾楓珠が主演を務めるYouTubeドラマ「主人公」の撮影現場に、映画ナタリーが密着した。

左から小越勇輝、神尾楓珠、小野寺晃良。

左から小越勇輝、神尾楓珠、小野寺晃良。

大きなサイズで見る(全35件)

神尾楓珠

神尾楓珠[拡大]

脚本家の森永直人と監督の木村真人による映像制作団体・INDIEZのYouTubeドラマ第2弾となる本作。高い共感能力を持つ“エンパス”である大学生が、就職活動、恋人との関係、家族の死、同性愛といったさまざまな悩みを仲間たちと共有しながら、成長していくさまを描き出す。主人公・原純太を神尾が演じた。

リハーサルの様子。左から紺野彩夏、長谷川慎。

リハーサルの様子。左から紺野彩夏、長谷川慎。[拡大]

本作のロケ地は、千葉県内のある大学。この日はまず食堂にて、長谷川慎THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)演じる池田勇次郎と紺野彩夏扮する芦田茜の初登場シーンから撮影がスタートした。同シーンでは茜が恋人との関係について相談する中で、ある一言によって勇次郎をヒヤッとさせる。この場面で目指すのは“高校からの同級生である2人の関係性が、ひと目でわかること”だそうで、木村の指示のもとリハーサルが進んでいった。

紺野彩夏

紺野彩夏[拡大]

特撮ドラマ「仮面ライダージオウ」にレギュラー出演中の紺野は、この日が撮影初日。自ら演じる茜について「いつも明るく元気で、あまり人の話を聞いていないような女の子です(笑)」と紹介した紺野は、木村に「もっと明るく!」と演出を受けたことから「私は普段そんなにテンションが高くないので、どこまで上げられるか探りつつやっています」とコメントする。また長谷川とのシーンを終えて「『仮面ライダージオウ』はシーンが細かく刻まれていたので、今日みたいに1対1で長くしゃべることが少なくて。セリフが長くて、会話で持たせるのに苦労しました」とこれまでの出演作と比較した。

長谷川慎

長谷川慎[拡大]

一方の長谷川は、クランクインから3日目。勇次郎は、このシーンで茜に「もう7年近く一緒にいるのに、なんていうか勇次郎って“ミステリー”なんだよね」と言われるほど謎多きキャラクターだ。「PRINCE OF LEGEND」シリーズで俳優デビューし、これが2本目の出演作となる長谷川は、「出てくるキャラクターが全員、人生において誰もが直面する壁や葛藤をリアルに表現しています。そんな中でも僕が演じる勇次郎は複雑で、人に打ち明けられない悩みを持っているんです」と役について説明する。勇次郎の詳しい人となりについては、作品配信まで“極秘”とのことなので、ファンは楽しみにしていてほしい。また普段は人見知りだという長谷川だが、待ち時間は同世代の共演者たちとさまざまな話題で盛り上がっている様子で「はじめましての方もいるのですが、同世代が多いので、すぐに意気投合できました。ムードメーカーは、楓珠くんと、(純太の親友・濱口大介役の)小野寺晃良くん。晃良くんとはすでに2日間共演シーンがあったので、自然と打ち解けられました」と笑顔を見せた。

神尾楓珠

神尾楓珠[拡大]

その後現場入りした神尾は、本作が初主演。現場に臨む心境を聞くと「最初は主演ということで、どうすればいいのかなと思いました。でも晃良くんとはもう共演が4回目なので、知り合いがいるのは大きかったですね。僕はいろんな方とのシーンをすでに撮らせてもらっていますが、まだ全員が集まる場面は撮っていません。中には初対面同士の人もいるので、僕がつながなきゃ!という気持ちです」と主演としての責任感をあらわにし、「連続ドラマW アキラとあきら」「都立水商!~令和~」といったドラマで共演した小野寺への信頼も明かした。

リハーサルの様子。左から小越勇輝、紺野彩夏。

リハーサルの様子。左から小越勇輝、紺野彩夏。[拡大]

「主人公」メイキング写真

「主人公」メイキング写真[拡大]

そんな神尾は、紺野、小野寺、宇野亘役の青木柚、岸拓巳役の小越勇輝、安倍亜里沙役の若林薫、大平春菜役の上原実矩とともに次のシーンの撮影へ。同じく学食にて撮影されたのは、それぞれの悩みが交錯する長尺のシーン。茜が拓巳に「たっくーん!」と無邪気に抱きつくも冷たく返されてしまう場面や、亜里沙が大介の秘密に触れるくだりが撮影された。すでに意気投合しているキャストたちは、休憩中に冗談を交わし、お菓子の差し入れで盛り上がるなど、和やかな雰囲気で撮影を進めていく。テスト中には、神尾が「ここは(座らずに)立ったまま話したほうが、より自然に見えませんか?」と自らアイデアを出し、それが採用される場面もあった。

左から小野寺晃良、神尾楓珠。

左から小野寺晃良、神尾楓珠。[拡大]

このシーンで明確には描かれないが、エンパスである純太は、実は大介のある変化に気付いている。そんな繊細な芝居を要求されている神尾は、純太という役に関して「人よりも共感能力が高い“エンパス”は、自覚がない人も含めると日本で5人に1人くらいはいるらしいです。そんな中でも純太は特に、人の気持ちがわかりすぎて、自分に投影しちゃう人間。だから自分の意志があまりなくて、自分自身よりも相手のことばかり考えてしまうんです」と解説する。自身と役の似ている点について聞くと「似てないと思います。晃良にも、最初『この役、楓珠くんがやるの!? なんか笑っちゃうね!』って言われましたから(笑)。僕も人の気持ちは人並みにわかりますが、純太みたいに自分から悩みを聞きにいくことはできませんね」と答えた。

長谷川慎

長谷川慎[拡大]

神尾楓珠

神尾楓珠[拡大]

また長谷川は、本作の見どころを「この作品を通して、同世代の方もそうでない方も『自分もこうだったな』『自分はこうなるのかもな』と、それぞれの人生に照らし合わせてほしい。そして『悩みはあるけど、自分もがんばろう』と思って、人生の糧にしてほしいです」と語る。そして神尾は「僕が演じる純太は落ち着いているキャラクターで、感情の変化が大きく出るわけではありません。そんな制限がある中でも、シーンによって最大限のことを表現できるよう挑戦しているので、そこに注目していただけたら」とファンにメッセージを送った。

ドラマ「主人公」は、YouTubeにて9月2日の18時に第1話が配信予定。

この記事の画像(全35件)

読者の反応

  • 4

ワテ🤫 @1256Tomopen

【制作現場レポート】神尾楓珠、初主演の心境は?ドラマ「主人公」現場レポ、長谷川慎の役は“ミステリー”(写真35枚) - 映画ナタリー https://t.co/OewhR5eT7j

コメントを読む(4件)

関連記事

リンク

関連商品

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 神尾楓珠 / 長谷川慎 / THE RAMPAGE / 紺野彩夏 / 小野寺晃良 / 青木柚 / 小越勇輝 の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。