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運動も勉強も不得意だが、人を愛し、人に愛される才能を持つ高校生・町田一が、周囲の人々を変えていく様子を描く本作。町田くんを細田、ヒロインの猪原さんを関水が演じた。
本イベントのMCを務める太賀が1人でステージに上がると、客席からは驚きとともに笑い声が。そしてキャストが会場後方から登場した際には、太賀の「ハイタッチなど節度のあるお触りはOKです!」という言葉もかき消されるほどの大歓声に包まれる。そして舞台挨拶では、太賀が共演者1人ひとりの役柄や演技の魅力を長々と紹介したあと、本人に挨拶をうながす場面も。キャストたちは「すごくやりづらい!」と苦笑しながらマイクを握り、思い思いの言葉で来場したファンに感謝を伝えた。
これが映画デビュー作となる主演の2人。細田は「公開したという実感が、正直まだ湧いていない状態です」と緊張の面持ちで心境を明かし、関水は「たくさんの方に観ていただけると思うとワクワクします」と目を輝かせる。石井は彼らに「細田くんと関水さんがこの作品とともに世に放たれるのは感慨深い。がんばれ、気を付けてねと思います」とエールを送った。
続いて太賀からほかのキャストたちへ「出演の決め手は?」と質問が。岩田は以前石井とショートフィルムを撮影したことに触れて「もっと深いところで対話がしたいと思っていたんです。『岩田くんにぴったりの役があるよ』と直接オファーをいただけたのがほんとにうれしくて、二つ返事で」と感慨深げに話す。台本に惹かれたもののスケジュール面に不安があったという高畑は「監督と池松くんからメールをもらったんです。池松くんに関しては珍しく絵文字が付いていて。やっぱり出られないかもとは絶対言えない、女が廃ると思って。やります!と返事をしました。あの選択ができて本当に幸せ」と振り返り、前田は「私も池松先生から『一緒に盛り上げようぜ』と熱いメールがきました。さすが“石井組の壮ちゃん”だなと」と続ける。2人のコメントを受けて、池松は「また一緒にやれるもんだと思ったら僕だけ学生役ができなかったので、メールを送った意味がなかった(笑)」とつぶやき、松嶋は「私にはメールが来なかったんです。ちょっとさみしいな」と冗談交じりに嘆いて観客の笑いを誘った。
最後に関水は「私にとって宝物のような作品。皆さんの心にも残ったらうれしい」と、細田は「映画を観て、どんな小さなことでも一生懸命がんばってみようと思っていただけたらうれしいです」と観客に呼びかけ、イベントを締めくくった。
安藤ゆきの同名マンガを実写化した「町田くんの世界」は、全国の劇場で上映中。
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- 「町田くんの世界」本予告
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矢口晶一 @tamagawajyousui
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